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苦しみながらも清風が6大会連続の優勝 清風vs.昇陽【インターハイ男子大阪予選 熱戦レポート】

  • 学生バレー
  • 2021.06.29

 令和3年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)の大阪府男子予選最終日が6月27日(日)に桃山学院高校(大阪)で行われ、清風が6大会連続28回目の本戦出場を決めた。

 

6大会連続28回目の出場を決めた清風

 

 トーナメントを勝ち抜いた清風、昇陽、大阪産大附、近畿大附の4チームにより、1枠のインターハイ出場権が争われた。ベスト4リーグ(全試合3セットマッチ)の最終戦では、ともに全勝の清風と昇陽が対戦。3年生中心の清風と、1、2年生がスタメンを担う昇陽が事実上の決勝戦を戦った。

 

【写真】インターハイ大阪府予選フォトギャラリー&トーナメント表

 

 その第1セット。序盤から手に汗握る攻防が続く中、城戸健太郎、辻諒月のサーブや時間差攻撃がさえ、8-4と清風がリードを奪った。しかし、エース秦健太郎の豪快なバックアタックで勢いづいた昇陽は、セッター寺林和博のサービスエース、綱崎律樹らのブロックも光り4連続得点。相手のサーブミスや生田宗原のサービスエースなどで12-12と追い上げると、終盤も綱崎のブロックや秦、オポジット小山海皇らのキレのあるスパイクなどでブレイクを重ね、21-16とリードを奪った。清風も20点以降、エース森口永大が奮起し25-25とジュースに持ち込んだものの、最後は粘る清風を振り切った昇陽が、小山のスパイクで28-26とセットを先取した。

 

 迎えた第2セット。「ここまでフルセットが続いたこともあり、セットを先取されてももう一度立て直そうと話していました。追い込まれた気持ちはなかったです」と、司令塔の前田凌吾が相手の不意をつくツーアタックで先制点を奪取。そこからシーソーゲームが続いたが、服部壮太のサービスエースで13-10と清風がリード。そこから、狙いを定めた清風のサーブに押された昇陽は、秦や生田、小山らが力強いスパイクで見せ場を作るも、清風の多彩な攻撃に苦しめられ、18-22とリードを許す。終盤も点差は縮まらず、服部の連続サービスエースで清風が流れをものにすると、最後は矢倉龍人のブロックで25-18。清風がセットを取り返し、勝負の行方は第3セットへ持ち越された。

 

 運命の第3セット。サーブで相手を乱し、秦や小山の技ありのスパイクで先行したのは昇陽だった。しかし、服部のクイックやブロックで4-3と清風が逆転。森口が相手ブロックを利用し得点を重ねると、焦りも出た昇陽は、ミスも目立ち始め5-8の場面でタイムアウト。しかし、清風に傾いた流れを取り戻すことは容易ではなく、セッター前田が1本目をあげ自らスパイクを決めると、続けて前田のブロックがさく裂。タイムアウトを挟んで4連続得点を奪い、10-5と清風が優位に立った。中盤以降も、コンビバレーで相手を翻弄した清風がゲームを支配すると、矢倉のクイックが決まり20-15。相手のサーブミスから森口のスパイク、服部のブロックなど4連続でブレイクし、最後は、辻が相手の高いブロックを弾き飛ばす豪快なスパイクを決め、25点目を奪取。セットカウント2-1で勝利した清風が本戦出場を決めた。

 

 清風の守護神として、その守備力と声でチームを勝利に導いた南口辰揮主将は、「自分たちの甘さを認識できた大会でした。昇陽戦は全勝対決でしたし、僕が昇陽中出身ということもあり、気力で負けないように挑みました。でも、スタメンに3年生がいない中であれだけチームが完成されているので、来年は怖いですね。春高予選でも負けないように頑張ります」と、昇陽戦を振り返った。

 

 また、昇陽のエースとして奮闘した秦は、「3年生をインターハイに連れて行きたかったです。春高予選では勝って、全国でも勝ち進めるように頑張ります」と、夢破れた最上級生の思いをくみつつ、春高へと意気込んだ。また、1年生ながら得点源として活躍した小山は、「昨年は新型コロナウイルスの影響で大会が中止になり、何もできなかったので、高校生になってインターハイに出場したかったです」と、悔しさをあらわにした。

 

 3位の大阪産大附は、攻守で躍動したエースの箸中暁を軸に奮闘。3年生中心のチームで戦った。近畿大附にストレート勝利をおさめるも、清風と昇陽にストレート負けを喫し、ベスト4リーグを1勝2敗で締めくくった。「清風戦はフルセットで、勝てるかもしれないと思いましたが、結果は結果です。悔しいですね。僕がもっと点数を決められたらよかったのですが…。春高予選までに、個々の力もそうですが、チーム力を向上させていきたいです」(箸中)

 

 4位の近畿大附は、得点源のオポジット三木敢太郎主将が要所で見せ場を作るも、連続失点で流れを作れず、0勝3敗でベスト4リーグを終えた。三木主将は「相手は僕たちのことを研究して対応してきているのに、僕らは相手のことを頭に入れているふりをしていただけ。いざ試合が始まったら、決められたときにどうしたらいいかわからなくなりました」と敗因を語りつつ、「でも、そういう自分たちに気づけたことは収穫です。春高まで、死に物狂いで練習します」と、次なる目標に向けて前を向いた。

 

 インターハイ本戦は、女子は7月28日(水)から、男子は8月3日(火)からいしかわ総合スポーツセンター、金沢市総合体育館(ともに石川県)にて開催される。同予選グループ戦の組み合わせ抽選会は、7月4日(日)に行われる予定。

 

<試合結果(ベスト4リーグ)>

【6月26日(土)】

清風 2-1大阪産大附

(23-25,25-22,25-20)

昇陽 2-0近畿大附

(25-17,25-19)

 

【6月27日(日)】

昇陽2-0大阪産大附

(25-18,25-14)

清風 2-0 近畿大附

(25-16,25-22)

大阪産大附2-0近畿大附

(25-15,25-13)

清風 2-1 昇陽

(26-28,25-18,25-17)

 

【最終順位】

優勝 清風(3勝0敗)

準優勝 昇陽(2勝1敗)

3位 大阪産大附(1勝2敗)

4位 近畿大附(0勝3敗)

 

 

 

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