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東北アイリーグでリガーレ仙台ジュニアが初勝利 トップチームは2021-22 V2女子参戦中

  • 編集部取材
  • 2021.11.02

 東北地方のヤングクラブチームによって開催されている東北アイリーグ2021は10月31日(日)に陶芸の里スポーツ公園加美町総合体育館(宮城)で大会4日目が行われ、リガーレ仙台ジュニアがTEAMi FUKUSHIMAを2-1で下し、大会初勝利をあげた。

 

<試合後、スタンドからの拍手に応えるリガーレ仙台ジュニアの選手たち>

 

 とにかく勝ちたい一心だった。ここまで4試合を戦い未勝利。この日も第1セットを先取したが、第2セットは相手に押される展開が続き奪われる。最終第3セットも4点、5点と差を広げられ、先にマッチポイントに到達されたが、驚異の粘りで追い上げる。逆転勝利を収め、キャプテンの遠藤緋七(中1)は「落ちると思ったボールもつないで、あきらめずに戦えました」と胸を張った。

 

<TEAMi FUKUSHIMA(写真コート手前)の攻撃をはね返す>

 

 リガーレ仙台ジュニアは、現在行われている2021-22 V.LEAGUE DIVISION2 WOMEN(V2女子)に初参戦を果たしたリガーレ仙台(以下、仙台)のアカデミーチーム。今年初めのトライアウトから活動がスタートし、メンバーは全員中学1年生だ。おもしろいことに、遠藤は元女子日本代表リベロで仙台の監督兼選手を務める佐藤あり紗と同じ西多賀スポーツ少年団の出身。

 

 過去には佐藤が練習に訪れた際にサーブの打ち方を教わったことがあるようで、「あり紗さんみたいになりたいんです」と遠藤は憧れを抱く。自身の今のポジションはミドルブロッカーだが、憧れの存在を目指してレシーブにもいっそう取り組みたいと意気込んだ。

 

<「あり紗さんと同じユニフォームを着れてうれしいです」と遠藤(写真右から2番目)>

 

 仙台は10月30日(土)から始まった2021-22シーズン開幕週で2試合を戦い、白星をあげることはできなかった。「トップチームのVリーグの試合を見にいきたいです」(遠藤)と話す“妹分”たちの頑張りを励みに、まずはVリーグ初勝利を手にしたいところだ。

(取材・文/坂口功将〔編集部〕)

 

東北アイリーグとは

…宮城県を拠点に活動するクラブ「TEAMi」が主導し、ユース(U15)世代の新しい取り組みとして今年からスタートした独立リーグ。東北地方の6チームが参加し、総当りで争う。10月2日に開幕し、残すは大会5日目のみで12月25日に実施される予定となっている。

 参加チームは、TEAMi、TEAMi SENDAI、TEAMi FUKUSHIMA、リガーレ仙台(※)、OWLS、WINDS Blue Velvet。

※チームの正式名称は「リガーレ仙台」ですが、本文中はトップチームと区別するためにジュニアと追記しています

 

>>><次ページ>【東北アイリーグ 大会4日目ギャラリー】

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