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春高2024

[イタリア21/22]第4節 パドヴァがトレンティーノとの激闘制し3連勝

  • 海外ニュース
  • 2021.11.06

世界最高峰リーグと称されるイタリア・セリエAの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』。第4節、パドヴァが劇的勝利をあげました

(Photo:legavolley.it)

※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ、C…コーチ

 

 

■スーパーカップ王者撃破の衝撃!! パドヴァがトレンティーノとのフルセット制す

 [MATCH OF THE ROUND]

◆《第4節》パドヴァ 3-2 トレンティーノ

(17-25,30-28,26-24,16-25,19-17)

(現地11/3)

 今節はスーパーカップを制したトレンティーノのホームに乗り込んだパドヴァ。強敵との一戦を前に、パドヴァのSヤン・ツィンマーマン(ドイツ)は「トップチームと戦えることをうれしく思う。自分たちには失うものがないからね」と語り、「自分たちのゲームをするよ」と意気込んだ。

 

<パドヴァは今季新加入のツィンマーマン(写真右から2番目)が司令塔を担う

 

 試合は第1セットを大差で落とすも、パドヴァは第2セットで計6本のサービスエースを浴びせるとともにジュースの競り合いをものにする。第3セットからはOHエリック・レプキー(カナダ)をOHゲオルギ・ペトロフ(ブルガリア)に、MBマルコ・ボルパト(イタリア)をMBアンドレア・カネッラ(イタリア)に交代すると、このセットも獲得。第4セットはトレンティーノに計5本のブロックに阻まれるなど攻めあぐねたが、第5セットもジュースに持ち込んで粘り勝ち。

 

<大金星を喜ぶパドヴァの面々

 

 試合を通してはMBマルコ・ビテッリ(イタリア)が最多5本のブロックポイント、今季新加入のOPリーヌス・べーバー(ドイツ)が22得点をマークするなかで、最も活躍が光ったのはOHマッティア・ボットロ(イタリア)。成長著しい新鋭が3本のサービスエースを含むチーム最多24得点のパフォーマンスで、金星を呼び込んだ。

 

*****

 

◆《第4節》ルーベ 30 ヴェローナ

(25-22,25-20,25-20)

(現地11/3)

 今節はキャプテンのOHオスマニー・ユアントレーナ(イタリア)を休養させたルーベは、代わりのOHマーロン・ヤント(キューバ)がチーム最多15得点の力強いパフォーマンス。MBロベルランディ・シモン(キューバ)が3本のサービスエースを含む14得点と続き、快勝を収めた。

<ルーベのジャンロレンツォ・ブレンジーニ監督(写真中央)がチームの士気を高める

 

++++

◆《第4節》ミラノ 30 ビーボ・ヴァレンティア

(25-20,31-29,25-13)

(現地11/3)

 ミラノの石川祐希とビーボ・ヴァレンティアの西田有志の日本人対決が注目された一戦。アウェーのミラノが、OPジャン・パトリ(フランス)が両チーム通じて最多19得点、MBバルテレミ・シネニエズ(フランス)が最多4本のブロックポイントをあげてストレート勝ち。なお西田は16得点、石川は10得点だった。

<ミラノのOHトーマス・ジェスキー(写真コート奥右端)も巧みに得点を重ねた

 

++++

◆《第4節》ピアチェンツァ 31 モデナ

(20-25,25-21,25-20,25-23)

(現地11/3)

 充実の戦力を従えるピアチェンツァはモデナに逆転勝利。OPアディス・ラグンジラ(トルコ)がチーム最多25得点、OHフランチェスコ・レチネ(イタリア)が最多5本のサービスエース、MBマックスウェル・ホルト(アメリカ)が最多4本のブロックポイントをあげるなど、各々が持ち味を発揮した。唯一の全勝チームとなったピアチェンツァ、この強さはほんもの…!?

<ピアチェンツァの大砲ラグンジラ(写真左)>

 

++++

◆《第4節》ラヴェンナ 13 モンツァ

(17-25,19-25,25-19,14-25)

(現地11/3)

 モンツァはOPジェルジ・グロゼル(ドイツ)が止まらない。今節でも5本のサービスを含む21得点の活躍でチームをリードする。一方のラヴェンナは、これで開幕4連敗。今季新加入のOPニエル・クラプウィク(オランダ)がこの試合でも最多16得点と奮闘しているが、トンネルを抜けるにはまだしばらくかかりそうだ

<モンツァのグロゼルは今季絶好調>

 

++++

◆《第4節》ペルージャ 31 ターラント

(25-19,23-25,25-16,25-17)

(現地11/3)

 ペルージャはOPカミル・リキリチ(ルクセンブルク)とOHウィルフレド・レオン(ポーランド)がともに15得点と並ぶ。また、レオンとOHマシュー・アンダーソン(アメリカ)がサーブレシーブ返球率でも60%近くの数字をマークするなど、ディフェンス面でもチームを支えた。

<ペルージャのSシモーネ・ジャネッリ(写真コート手前右端)がネット際のボールをさばく>

 

++++

◆《第4節》休息チーム:チステルナ

 

イタリア・セリエA レギュラーシーズン

==順位表/第4節終了時点==

1 ピアチェンツァ 40(勝ち点10)▲

2 トレンティーノ 31(勝ち点10)▼

3 モンツァ 31(勝ち点10)-

4 ペルージャ 30(勝ち点9)-

5 パドヴァ 31(勝ち点7)-

6 ルーベ 22(勝ち点7)-

7 ミラノ 21(勝ち点6)▲

8 モデナ 12(勝ち点3)▼

9 チステルナ 12(勝ち点3)▲

10 ターラント 13(勝ち点3)▼

11 ビーボ・ヴァレンティア 13(勝ち点3)▼

12 ラヴェンナ 04(勝ち点1)-

13 ヴェローナ 0勝4敗(勝ち点0)-

※勝敗数(勝ち点)記号は前節からの推移

 

〔責任編集:GUCII(坂口功将/編集部)〕

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