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春高2024

石井優希×就実高 いつまでも基本に忠実に  リモトーーク!【月バレ2021年3月号】

  • V1
  • 2022.01.03

 

Q2 高校時代、きついことがあったと思いますが、今にどう役立っていますか?(つぐみ)

 

石井 私のときは6時50分から朝練が始まって、サーブレシーブ30分、サーブ30分のメニューをやっていたけど、そこで固めた基本は今でも変わらず大事。私の場合はサーブレシーブだけど、うまくいかなくなったときに、ああしよう、こうしようとするんじゃなくて、何か一つこれだけっていうのを決めて、集中して取り組むことがすごく大切だと思っています。

 高校時代は同じメニューを30分やるのが、長いな、と思っていたこともありましたが、そういう時間や練習が大事だったと今になって感じます。今の練習内容はわからないけど、「基本に忠実に」というテーマは変わっていないと思います。これは今後も絶対生きるので、今の気持ちのまま頑張ってもらいたいです。

 

つぐ 自分の目の前のことで精いっぱいで、将来にどうつながっていくかがわからず、今のままでいいのかという疑問がありました。やはりどのレベルでも基本は大事なので、これからも基本を大切にやっていきたいと思います。

 朝練のメニューは今も変わっていないです。サーブだったら狙っているところにちゃんと打てるか、サーブレシーブだったら10本中何本きっちり返せるかを意識しています。

 

めぐ つぐみが言ったように確率が大事になるので、10本受けるときの8割は絶対に返せるように意識しています。

 

石井 すごい、8割だって。たぶん私はそこまでイメージしていなかった(笑)

 

周田 私は前衛がメインなので、ショートサーブをよく受けています。普通のサーブに比べて少し勢いが緩かったり、捕りやすかったりするので、後衛でサーブを受けるときよりも、もっとていねいに、パスを出してから速攻やブロード攻撃ができるようにパスを返すことはいつも意識していました。

 

石井 ショートサーブってボールの勢いは緩いけど、とても難しくてパスがネットを越えやすい。でも数少ない機会でしっかり返して、捕ってからもミドルブロッカーが積極的に攻撃参加することでサイドもすごく助かります。相手ブロッカーからしても嫌なので、周田さんはいい意識でやられていると思います。上から目線みたいになってしまいました(笑)

 

周田 ありがとうございます。

 

石井 引退するまでずっと「基本に忠実に」は意識してやってもらいたいと思います。

 

高校3年生時の石井。胸の「就実」のデザインは今と変わらない

 

 

Q3 あまり守備が得意ではありません。守備では何をどう意識していますか?(めぐみ)

 

石井 スパイクレシーブに関しては、相手のクセだったりフォーム、それに加えてブロッカーのつき方でポジションを変えています。どちらかというとボールに反応するというよりは先に読むタイプなので、なるべく早い段階でポジショニングをとるように意識しています。

 

めぐ やっぱり読むことが大事かな、と思いました。自分はボールが出されたところにいって、反応が少し遅れて上げられないことがあるので、クセなどを見てからいいポジショニングをとっていきたいです。

 

石井 高校生と違って私たちはデータを出してもらったり、リーグ中も同じチームと何回も試合をするので、ある程度クセは頭に入っています。就実はたぶんデータを取らないよね? 学生は学生で難しさはあります。だけど、そのポジショニングを決める相手との駆け引きを楽しめたらいいと思います。

 

めぐ 春高では決勝(大阪国際滝井戦)で相手のレフトがすごくストレートに打ってくるので、ライトの選手がストレートを止めてから、(切り替えてきたら)クロスを拾う作戦は、当たったと思います。

 

――サーブレシーブではポイントはありますか?

 

石井 私に聞きますか…(笑) 私は体の右側で捕るほうが苦手なので、なるべく体の左側、ちょっとズラした左で捕るように意識しています。ただ私はレフト側で捕ることが多く、サーブをゾーン1からまっすぐラインぎわに打たれるとき、それを左で捕ってしまうと外(左側)にはじきやすくなります。そのときは打たれた瞬間にライン側に寄って、中(この場合は右側)で捕ったりとか、工夫をします。左側で捕るとボールがちょっと伸びたときも、(サーブに)差し込まれずに体を抜いて、そのまま攻撃に移りやすくなるので、そういう意識でやっています。

 あとは構えているヒザの位置と、腕との空間をなるべく作ること。(空間がなく、捕る位置が体に)近くなると、自分で手を動かしたり、セッターにパスするボールがきつくなって、セッターからしてもどんなボールがくるのか読みにくくなります。なので、なるべく面を早めにつくって、それをセッターに見せてあげることもすごく大事だと思います。

 

めぐ 自分はあまり捕る位置を考えたことがなかったので、これからは得意な位置を探していこうと思いました。サーブで狙われることが多いので、捕ってからしっかり攻撃できるように、サーブレシーブの練習のときに自分の捕り方を研究していきたいと思います。

 

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