石川祐希のミラノ モデナに惜敗でプレーオフベスト4進出ならず
- 海外
- 2022.04.04

©︎Lega Pallavolo Serie A
石川祐希の所属するミラノ(レギュラーシーズン5位)は現地時間4月3日(日)、イタリア・セリエAプレーオフ準々決勝第2戦でモデナ(レギュラーシーズン4位)とホームで対戦し、2-3(25-17, 14-25, 25-22, 18-25, 13-15)で敗れた。石川はスターティングメンバーで出場し、19得点だった。
第1戦に敗れ、あとがないミラノは、石川のサービスエース、マッテオ・ピアノ(イタリア)のブロックなどでリードを広げ、25-17で第1セットを奪う。続く第2セットはイアルバン・ヌガペト(フランス)にブロックされるなど14-25で落としてしまう。第3セットはレアンドロ・モスカ(イタリア)のブロック、石川のブロックアウトで連続得点しリードを広げていく。終盤モデナに猛追されるが逃げきって奪い取るが、続く第4セットは第1戦で苦しめられたニミル・アブデルアジズ(オランダ)のサーブなどでリードされる。3枚ブロックの間を抜く石川のスパイクなどで食らいつくが、追いつけずこのセットを奪われてフルセットに突入する。リードを許したミラノは9-13からユーリ・ロマノ(イタリア)の連続サービスエースなどで同点に追いつき、ホームアリーナに駆けつけた2958人のファンのボルテージは最高潮に達する。しかし再びリードされ、最後はユーリのバックアタックがアウトとなり、惜しくも敗れた。
スタメン出場した石川はサービスエース1本、ブロック3本を決めチーム2位の19得点。サーブレシーブ返球率は44%(内Aパス21%)と、前回対戦時の返球率29%から大きく立て直した。
プレーオフ準々決勝に敗れたミラノはプレーオフ5位決定戦に進む。プレーオフ5位決定戦では、プレーオフ準決勝進出を逃した4チームと、レギュラーシーズン9位、10位の計6チームによる総当たり戦をまず行い、その上位4チームが(5位決定戦の)準決勝、決勝へと進み、最終順位を決定する。プレーオフ5位を獲得したチームには、来季開催予定の「CEVチャレンジカップ」への出場権が与えられる。
石川祐希コメント
「この試合を勝ちきらないと次(上)がなかったのですが、このような結果になって、非常に悔しいです。最終セットを奪って勝つつもりでしたし、この試合は内容がよかった悪かったではなくて、『勝つか、負けるか』を求められていたので、負けてしまったことへの悔しさしかないです。今シーズン掲げた『プレーオフベスト4進出』という目標は達成できなかったので、そこは反省しなければいけないですが、まだ5位決定戦があるので、そこでしっかり勝ち、次の目標や来季に向けて引き続き取り組んでいきたいです」
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