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【プレイバック!】エース木村沙織、MVP荒木絵里香 東レが4度目の優勝【2011/12シーズンVリーグファイナル】

  • V1
  • 2022.04.08

 

“チーム全員がレベルアップして最後は1つになれた”

 

最高殊勲選手賞 荒木絵里香

 

4年ぶり2回目の最高殊勲選手賞。前回の受賞時とは異なり、今回は「驚いています」と繰り返す荒木だが、特にクイック、ブロックでの存在感は大きく、パフォーマンスの面だけを見ても受賞資格は十分と言える。さらに、練習や試合前など、ふだん外から見えない部分でもチームのための貢献を惜しまない姿は、まだまだ若いながらも、“キャプテンとして”という枠を超え、貴重な財産として東レの後輩たちへと刻まれていくに違いない。

 

「今回は(賞を)いただけたことに驚いています。前回は、自分が『やってやった』みたいな感じでしたが、今回はそんなにいいパフォーマンスができたとは思っていませんし、自分よりも、ほんとうにチーム全員の力がレベルアップし、個人の力を出し切れて優勝できたと思いますので、そういう意味では、その中で代表していただいただけだ、と受け取っています。

 

 本当に一番、陰で頑張ってくれているのは中道だと思います。彼女がほんとうに、チームの中ですごくいろいろなものを背負いながら動いてくれています。ミチ(中道)にはとても感謝しています。

 

 今季3レグしかなかったことで、どうといった部分はあまり感じませんでしたが、流行りシーズン途中で(木村)沙織がケガをして抜けたり、最後はマノン(フリール)がプレーできなかったり、という中でも、戦力的には落ちることなく、みんながレベルアップして戦えていたことは、このリーグの大きな収穫だと思います。

 

 マノンもどんどんパフォーマンスが上がってきており、チームにとてもいいエネルギーを持ってきてくれる選手でしたが、ケガしてしまって、その分はリオ(迫田)がほんとうに活躍してくれました。セミファイナルはリオのおかげで勝ったゲームだったと思います。

 

 ミドル線も、あず(二見)や出場した選手がみんな活躍しました。和田はケガしてしまったのですが、彼女も含めてしのぎ合っていますし、チームの中でそういう争いができるのはとてもいいことです。全体としてレベルアップしている結果だと思います。以前は沙織頼みで、沙織の力で勝っていたゲームがとても多かったのですが、そういう試合が少しでも減らせてきているのではないかな、と思います。私もしっかり頑張ります(笑)

 

 逆に言うと、チーム力というよりも、各個人のスキルで何とかして勝ててしまったゲームもありました。そういう意味で、最後のセミとファイナルは個人の技術だけでは勝てませんので、もう一回チームとして“1つになって戦う”と言う部分が大事でしたが、そこができたことが、優勝できたポイントだったと思います」

 

【次ページ】今シーズンのファイナルの行方

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