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地元の期待を背負って 前橋商高が県勢トップのベスト8入り【第76回関東高等学校男子大会】

  • 学生バレー
  • 2022.06.15

 

 6月4日(土)から5日(日)にALSOKぐんまアリーナ(群馬)で行われ、習志野高(千葉)が11年ぶり4回目の優勝を飾った第76回関東高等学校男子大会。群馬第1代表の前橋商高は、県勢トップのベスト8入りを果たした

 

【写真】前橋商高のフォトギャラリー

 

 会場にいるスタッフの視線が、前橋商高に集中していた。8年に一度の地元・群馬での関東大会。新チーム結成時に掲げた「県予選で優勝し、関東大会でベスト8に入る」という目標まであと1勝に迫った。だが、最終第3セットは20-24で霞ヶ浦高(茨城)に追い詰められる。前橋商高以外の群馬勢は敗れており、「地元だから勝ってくれというか、『頼むぞ、あとは前商しかいないぞ』っていう期待がね(笑) 今までの春高予選の決勝以上に緊張しました」(小林潤監督)と重圧もあった。

 

 それでも、土壇場で選手たちはたくましさを見せた。♯3生島颯汰の活躍や、相手のミスもあり、じわじわと点差を詰めていく。ジュースに持ち込むと、最後は28-26で制した。第1セットを13-25で落としながら、「総体(県予選)を思い出してみろ。必死にやって、全力で楽しんでいただろ」という小林監督のゲキを胸に、切り開いた8強への道。勝利の瞬間、選手たちはまるで優勝したかのように感情を爆発させた。

 

 翌日の準々決勝では、見せ場を作ったものの、東洋高(東京)にストレート負けを喫した。「基本的なプレーの精度の差を感じました。東洋の選手はスパイカーが勝負できるところに2本目のボールを上げていましたが、うちはそこまでいかなくて。改めて基本が大事だと感じました」と課題を口にしながらも、目標をかなえた喜びは大きい。「選手たちもそうですが、私自身もベスト8を目指してきました。それが達成できて、ほんとうにうれしいですね」。

 

 中学時代に県大会で優勝した経験のある選手はおらず、身長192cmの淺川睦瞳とリベロの赤石明久はなんと中学まで野球部。高校入学後も大舞台の経験はなかっただけに、「トップチームと対等に戦えたことが、すごく自信になると思います。この2日間でほんとうにいい経験ができました」と指揮官は笑顔を見せる。チーム結成時に掲げたもう一つの目標である全国大会出場が、手の届くところまできた。

 

文・写真/田中風太

 

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