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石川祐希vs.髙橋藍 日本人選手対決は今後に大きく影響する大一番 第18節でミラノとパドヴァが対戦

 

 バレーボールのイタリア・セリエA、2022/23シーズンは現地2月5日にレギュラーシーズンの第18節(後半第7節)が実施される。注目は石川祐希のミラノと髙橋藍のパドヴァによる今季2度目の直接対決だ。

(Photo:legavolley.it)

 

<前回対戦時の第7節(現地11月13日)はミラノ(奥)が3-1で勝利した>

 

毎週のように順位が変動

 

 全22節で行われるレギュラーシーズンは終盤に差し掛かっているとはいえ俄然、リーグは混戦模様を呈している。戦況を見てみると、開幕から無敗街道を突き進んだペルージャが圧倒的な強さを見せており、そこから20点近くの勝ち点差が開いて2位以下が続く。こちらが前節を終えた時点での順位表。

 

==順位表/第17節(後半第6節)終了時点==

1 ペルージャ 51pt(17勝0敗)

2 トレンティーノ 32pt(10勝7敗)

3 モデナ 32pt(10勝7敗)

4 ルーベ 27pt(9勝8敗)

5 ピアチェンツァ 27pt(9勝8敗)

6 ヴェローナ 24pt(9勝8敗)

7 モンツァ 24pt(8勝9敗)

8 ミラノ 23pt(8勝9敗)

9 チステルナ 23pt(7勝10敗)

10 パドヴァ 15pt(6勝11敗)

11 シエナ 14pt(5勝12敗)

12 ターラント 14pt(4勝13敗)

※順位は勝ち点制/3-0&3-1:1点、3-2:2点、2-3:1点、1-3&0-3:0点

 

<ミラノのキャプテン⑪マッテオ・ピアノ(イタリア)は「近年まれに見るほどの展開で、どのチームも非常に充実している」と序盤戦に話していた>

 

どのチームも、1つでも多くの勝ち点がほしい

 

 ペルージャがいまだにフルポイントを獲得していることにはこれ以上触れないとして、ご覧のとおり、とくに2位から9位までが勝ち点差10内にひしめている。ここが混戦模様を象徴する最大の部分であり、毎週のように順位が変動しているのだ。ミラノ含め、このグループに名前があるチームは、プレーオフ出場圏内である8位以内を確実なものにすることが現時点での焦点となり、最後まで気の抜けない戦いが続く。

 

 同様に、やや離れて10位から12位までも勝ち点の差はわずか1。今季昇格組のシエナが年明けから調子を上げて、先週の第16節(後半第5節)ではパドヴァにフルセット勝ち。3連勝をあげて、最下位を脱出している。パドヴァとしては勝利して少しでも引き離したかったところだったが…、これにより最下位が降格対象となる“残留争い”が激しくなったかたちだ。

 

 石川のミラノはプレーオフ争い、髙橋は残留争いの真っ只中。それに残り試合数を考えれば、パドヴァだって上位8チームに入る可能性が潰えたわけではない(他チームの結果如何であることはもちろんだが)。

 

 今節の日本人選手対決は、今後のチームの行く先に大きく影響を与えるであろうものになる。選手たちにとっては“負けられない”、そして見るものからすれば“見逃せない”戦いのゴングは現地17:00-、日本時間の5日(日)25:00-から。

 

<パドヴァのポイントゲッターとして活躍する⑭髙橋(右端)。ミラノのブロックを攻略できるか>

 

<文/坂口功将(編集部)>

 

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