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井手智のベルリン チャンピオンズリーグでペルージャに善戦も敗れる

  • 海外ニュース
  • 2023.03.17

 

【Photo:CEV】

 

 

 井手智の所属するドイツのベルリンは、CEVチャンピオンズリーグ準々決勝第2戦でイタリア・セリエAのペルージャとアウェーで現地3月15日(水)に対戦し、2-3(26-24, 21-25, 25-22, 17-25, 13-15)で惜しくも敗れ、敗退が決まった。

 

【動画】ペルージャ戦のハイライト

 

 イタリア・セリエAのペルージャはレギュラーシーズン1位の強豪で、3月8日(水)に行われた準々決勝第1戦でベルリンは1-3で敗れていた。

 

 第1セット、ベルリンはSヨハネス・ティレ(ドイツ)やOHルーベン・ショット(ドイツ)のサービスエースで主導権を握る。終盤、ペルージャにMBセバスティアン・ソレ(イタリア)のサーブから攻められ同点に追いつかれジュースに突入したが、OPマレク・ソトラ(チェコ)が決めてセットを奪った。第2セットはベルリンが先行したが、ペルージャの強力な攻撃陣が機能し逆転を許す。粘るベルリンはヨハンのブロックで再逆転に成功したが、OHウィルフレド・レオン(ポーランド)のスパイクで再びリードを奪われセットを落とした。

 

 第3セットも一進一退の攻防となるが、ベルリンは20-19の場面でチャンスボールからMBニーアマイア・モート(オーストラリア)が落ち着いて決めてブレイクに成功し、最後はソトラのポイントでセットを奪った。第4セットも競り合うが、ブロックデビルズの愛称を持つペルージャのブロックをきっかけに突き放され、セットを落とした。第1戦を1-3で敗れているベルリンが準決勝に進むためには、この試合を3-0もしくは3-1で勝利し、ゴールデンセットに持ち込まなければならなかったため、この時点で準々決勝での敗退が決定した。

 

 一矢報いたいベルリンは第5セットも競り合ったが、OHオレイ・プロトニスキ(ウクライナ)のスパイクで突き放されて敗れた。ベルリンは、第1戦終了後に井手が「相手を慌てさせるようなゲーム内容にしていきたい」と話した通りの展開に持ち込むことに成功したが、あと一歩及ばなかった。しかし、今季レギュラーシーズン22試合で2セットを奪われたのは1試合のみという好調のペルージャを相手に、ベルリンは2セット先取して存在感を発揮。ペルージャのプロトニスキは試合後のインタビューで「ベルリンは高いレベルでプレーする方法がわかっている、とてもいいチームだった」と語った。

 

 井手は全セットにスタメン出場し、サーブレシーブ返球率58%(内Aパス27%)を記録。ディフェンスでチームを支えた。

 

井手智コメント(3/20追記)

「かなり難しい試合になると思っていましたが、第1戦からの反省点を自分含めレシーバーがそれぞれ改善した結果、まずはサービスエースでの直接失点がかなり少なくなったと思います。また少ないブレイクチャンスを要所でものにできていたことが第1戦と大きく変わったところだと思います。ペルージャは経験豊富なプレーヤーが多いとはいえ、多少のプレッシャーもある中で我々もアウェーでハイレベルなバレーボールを披露できたことが、ペルージャを追い詰めることができた要因でした。しかし、最後はやはり気持ちの面でも技術の面でも相手が上回っていたと思います」

 

 ベルリンの次戦はブンデスリーガ1〜4位による中間ラウンドの第6節で、フリードリヒスハーフェンと3月19日(日)にアウェーで戦う。

 

井手智 ドイツ・ブンデスリーガ【ベルリン】 チーム成績・個人成績

 

井手智のベルリン DVVポカールで優勝

 

井手智のベルリン チャンピオンズリーグ準々決勝初戦はペルージャに敗れる

 

【次ページ】ペルージャ戦のハイライト

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