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[イタリア22/23]準々決勝R第3戦 ピアチェンツァがストレート勝ち カップ戦王者の意地見せる

  • 海外ニュース
  • 2023.03.31

 

世界最高峰リーグと称されるイタリア・セリエAの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』。2022/23シーズンはプレーオフに突入、準々決勝ラウンドが進行中です

(Photo:legavolley.it)

※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ、C…コーチ

 

 

窮地のピアチェンツァが反撃開始。ホームでの第4戦は「決勝のようなもの」(カネースキ)

 [MATCH OF THE ROUND]

◆《準々決勝R第3戦》ピアチェンツァ 30 モデナ

(25-21,25-22,25-23)〔現地3/26〕

 今年2月のコッパイタリア(カップ戦)で悲願の初優勝を果たしたピアチェンツァ。スクデットを目指しプレーオフに臨んだが、開幕から2連敗と準決勝ラウンド進出へ崖っぷち。あとがなくなった第3戦、気を吐いたのはミドルブロッカー陣だ。

 

 開始2セットだけでMBロベルランディ・シモン(キューバ)が6本、MBエドアルド・カネースキ(イタリア)が4本のブロックポイントをあげて、ストレート勝ちに貢献する。モデナのアタック決定率を38%に抑え込んでみせた。これでプレーオフ敗退はいったん回避。カネースキは「次の一戦は私たちにとって、ある意味、決勝のようなものです」と意気込んだ。

<初タイトルに沸いたファンを再び喜ばせることはできるか。写真はカネースキ

 

 第4戦の舞台は、ピアチェンツァのホーム「パラバンカ」。今試合でMVPに輝いたSアントワーヌ・ブリザール(フランス)は「アリーナが満員になり、ファンが私たちの試合を盛り上げるエキストラになることを願っています」と呼びかけた。コッパイタリア制覇の歓喜に続くことはできるか、反撃はここからだ。

 

*****

◆《準々決勝R第3戦》ペルージャ 31 ミラノ

(22-25,30-28,25-18,25-20)〔現地3/26〕

 第2戦で勝敗をタイにしたミラノは敵地での第3戦も第1セットを先取、第2セットも終盤まで競り合うなど、互角の戦いを演じた。それでもペルージャが早めに手を打ち、逆転勝利。沈黙したOHウィルフレド・レオン(ポーランド)に代わって第2セットから投入されたOHオレイ・プロトニスキ(ウクライナ)が18得点の活躍でMVPに選ばれた。

<反撃の引き金となった、ペルージャのプロトニスキ(右端)

 

◆《準々決勝R第3戦》トレンティーノ 31 モンツァ

(22-25,25-18,25-19,25-19)〔現地3/25〕

ホームのトレンティーノは第1セットこそ被ブロック5本と攻めあぐねるも、きっちりと逆転勝利に成功した。OPマテイ・カジースキ(ブルガリア)が5本のサービスエースを含むチーム最多21得点とさすがの活躍。OHアレッサンドロ・ミキエレット(イタリア)が19得点、MBスレチコ・リシナツ(セルビア)が3本のブロックポイントを含む12得点で続いた。

<メンバーたちのコンディション不良という爆弾を抱えながら、トレンティーノは勝ち進む>

 

◆《準々決勝R第3戦》ルーベ 30 ヴェローナ

(25-17,25-22,28-26)〔現地3/26〕

 2試合連続でフルセット負けを喫した昨季王者のルーベ。背水の陣で臨んだ第3戦は今季新加入のOHアレクサンデル・ニコロフ(ブリガリア)が4本のサービスエースを含む最多25得点と頼もしいパフォーマンスで勝利に導く。「最後の1点を勝ち取るまで、勝利を信じています。必ず勝って、(最終第5戦の)ホームに帰ってきたい」とニコロフ。

<ニコロフ(右から2番目)の活躍で、ひとまず窮地を脱したルーべ>

 

++5位決定プレーオフ予備リーグ戦++

 

◆《第3節》ターラント 30 パドヴァ

(28-26,25-22,25-17)〔現地3/26〕

 ホームのターラントはチーム最多15得点をあげたOHオレグ・アントノフ(イタリア)を含め、4選手が2桁得点をマークしストレート勝ち。敗れたパドヴァはOHマテウシュ・デスメト(ベルギー)が13得点を決めるも、それ以外が続かなかった。

<予備リーグ戦は前半3試合が消化され、1勝1敗と横並び>

 

イタリア・セリエA

==プレーオフ/準々決勝ラウンド勝ち取り表==

・ペルージャ〇●〇vs.ミラノ●〇●

・ルーベ●●〇vs.ヴェローナ〇〇●

・トレンティーノ〇●〇vs.モンツァ●〇●

・モデナ〇〇●vs.ピアチェンツァ●●〇

※3戦先勝方式・最大5試合

 

==レギュラーシーズン最終順位表==

1 ペルージャ 65pt(22勝0敗)-

2 トレンティーノ 44pt(14勝8敗)-

3 モデナ 40pt(12勝10敗)-

4 ルーベ 38pt(13勝9敗)-

5 ヴェローナ 37pt(14勝8敗)-

6 ピアチェンツァ 34pt(11勝11敗)-

7 モンツァ 33pt(11勝11敗)-

8 ミラノ 30pt(10勝12敗)-

9 チステルナ 26pt(8勝14敗)-

10 パドヴァ 18pt(7勝15敗)-

11 ターラント 16pt(5勝17敗)-

12 シエナ 15pt(5勝17敗)- ⇒降格決定

※緑色はプレーオフ、赤色は5位決定プレーオフ予備リーグ戦へ

 

==プレーオフ/準々決勝ラウンド組み合わせ==

・ペルージャvs.ミラノ

・ルーベvs.ヴェローナ

・トレンティーノvs.モンツァ

・モデナvs.ピアチェンツァ

※3戦先勝方式・最大5試合/現地3月19日(ペルージャvs.ミラノのみ18日)からスタート

 

==5位決定プレーオフ/予備リーグ戦==

…チステルナ、パドヴァ、ターラントがホーム&アウェーの総当たり2回戦を争い、最上位チームが、プレーオフ準々決勝ラウンド敗退4チームと争う5位決定プレーオフへの出場権を獲得する。現地3月16日、チステルナvs.パドヴァからスタート

 

〔責任編集:GUCII(坂口功将/編集部)〕

 

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