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春高2024

早稲田大 麻野堅斗だけでなく楽しみな新入生がズラリ 注目ルーキーインタビュー

  • 大学生
  • 2023.04.07

早稲田大の入学式が4月1日(土)に行われ、男子バレーボール部に8人のルーキーが入部した。2023年度日本代表の麻野堅斗(東山高〔京都〕卒)だけでなく、2年ぶりの日本一へ楽しみな新入生がそろった。

 

 スパイカーでは春高で最優秀選手賞に輝いた佐藤遥斗(駿台学園高〔東京〕卒)や安食浩士(東北高〔宮城〕卒)、新井琉之介(早稲田実〔東京〕卒)と春高を経験したエースが集結。さらには、山形県代表として昨年の国体に出場した身長193㎝の菅原啓(山形南高〔山形〕卒)、11年間取り組んだサッカーを経て、高校からバレーボールを始めた身長201㎝の大谷陸(川越東高〔埼玉〕卒)など、大型選手が名を連ねる。

 

 そして、リベロには布台聖(駿台学園高卒)、伊東昌輝(日本航空高〔山梨〕卒)と、2023年、22年の春高日本一&ベストリベロ賞コンビが加わった。

 

 今回は、中でも注目の1年生によるインタビューをお届けする。

 

(前列左から)佐藤、布台、伊東、安食(後列左から)大谷、新井、麻野、菅原

 

佐藤遥斗×布台 聖 将来の日本代表入りを目指す駿台学園高出身コンビ

 

――大学の練習に参加し、どんなことを感じていますか?

佐藤 4年生が多く試合に出ていて、試合中は絶え間なく指示の声を出しています。自分も見習って、その立場になったときにできるようにしないといけないと思います。

 

布台 4年生のリベロには荒尾怜音さんや兄の駿がいて、学ぶことが多いです。駿台学園の先輩である伊藤(吏玖)さん、そして(水町)泰杜さんや(山田)大貴さんといった世代を代表するような先輩もいるので、これからいろんなことを学べるようにしたいです。

 

――先輩たちからどんなことを学んでいますか?

佐藤 泰杜さんや大貴さんは高さもそうですし、ハイセットを打ちきる技術もすごい。特にバックアタックをコースに打ちわける技術からは、ほんとうに学ぶことが多いです。

 

布台 怜音さんはサーブレシーブのボールタッチやていねいさだったり、守備を統一して、組織的にするのがうまいと思います。

 

――4年間でどんな選手になりたいですか?

佐藤 高校のときからずっと課題だった、スパイクを打ちきることを大学でもしっかり取り組んで、自分に任されたトスをしっかり決めきれる選手になりたいです。そして、卒業するときには日本代表選手になれるようにしたいです。

 

布台 高校からやってきた指示の声やリーダーシップを、大学でも発揮できるようにしたいです。サーブレシーブやディグのレベルがまだまだ低いので、もっと上げて、4年生になったときは日本代表に入れるようにしたいです。

 

――高校から一緒にプレーしてきた2人。大学に入って、お互いへ求めることはありますか?

布台 (佐藤)遥斗は多分、自分たちや1つ上の代で中心選手として試合に出ると思います。今は頼りになるエースとして泰杜さんがいますが、チームを引っ張って、それくらいのレベルになってほしいです。

 

佐藤 高校では一緒に試合に出られてほんとうによかったし、大学でも一緒に全日本インカレで優勝したいと思っています。(布台)聖には、今の4年生のリベロのような選手になってほしいです。

 

佐藤遥斗(左)

さとう・はると/身長190㎝/最高到達点332㎝/下山中(新潟)→駿台学園高/オポジット

布台 聖

ふだい・しょう/身長161㎝/最高到達点280㎝/サレジオ中(東京)→駿台学園高/リベロ

 

 

安食浩士 先輩の背中を追って攻撃面でアピール

 

――入学式に参加して、どんな思いが湧いていますか?

 入学式に参加してもそうですし、練習に参加しても高校とは一味も二味も違う雰囲気を感じることができています。新しい場所での生活ということもあり、とても楽しみな気持ちが強いです。

 

――先輩や同期を含め、そうそうたるスパイカーがそろっています。刺激はありますか?

 4年生は水町さんや山田さんなど、非常に実力がある選手がそろっていて。自分たちの代には日本代表に招集された麻野や、春高MVPの佐藤もいて、負けられない気持ちも大きいです。相手チームともそうですが、自分たちのチームでのライバル意識もあるので、正直、気が抜けないです。

 

――なかでも「すごい」と思う先輩はいますか?

 やっぱり水町さんは別格ですね。試合を見ていると、プレー中の余裕が違うというか。得点パターンがすごく多くて、大事な場面でそれを出しきれるのがほんとうに素晴らしいです。マネするところが多いですし、自分より身長が小さいなかで、大きい選手との戦い方はすごく参考になります。

 

――激しいレギュラー争いで、どんなプレーをアピールしていきたいですか?

 今求められているポジションがオポジットなので、やはり攻撃面です。また、身長を考えるとレシーブ面もかなり必要だと思います。

 

――4年間の目標を教えてください

 チームの目標は学生日本一なので、しっかり貢献できるように。プレー面でも、1年生としてのサポートの面でも、しっかりとチームを支えられる人材になっていきたいです。

 

――佐藤選手と布台選手は日の丸への思いを口にしていました。安食選手はいかがですか?

 もちろん最終的な目標は日本代表に入って、世界で活躍できる選手になることなので、同じ意識は持っています。

 

安食浩士

あじき・ひろし/身長185㎝/最高到達点343㎝/陵西中(山形)→東北高/アウトサイドヒッター 写真/魚住貴弘

 

 コロナ禍の影響も少なくなってきた今季、2019年秋以来の優勝を目指す春季リーグ戦は4月8日(土)に開幕。注目ルーキーたちは早速デビューするのか。目が離せない戦いになりそうだ。

 

文・写真/田中風太(編集部)

 

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