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習志野高女子は東京勢を苦しめてのベスト4【第77回関東高等学校女子大会】

  • 学生バレー
  • 2023.06.15

 

関東大会女子は63日(土)、4日(日)に栃木にて有観客で開催され、下北沢成徳高(東京)が3連覇を達成した。ここでは、日環アリーナ栃木での2日目、その下北沢成徳高から大会で唯一セットを奪ったチームをご紹介

 

 

存在感を発揮した習志野高の2年生エース結束(173cm)

 

 準々決勝では文京学院大女高(東京)をフルセットで下した習志野高(千葉)。男子は全国大会の常連だが、この大会では女子チームが会場の注目を集めた。

 準決勝の相手は、結果的に大会を制した下北沢成徳高で、全国でも頂点を狙える存在として、その完成度を高めつつある。特にスパイク、ブロックで高さとパワーが光るこの強豪に対し、習志野高は第1セットを14-25の大差で落とした。

 しかし、下北沢成徳高に気の緩みもあったか、第2セットは習志野高がスタートダッシュに成功。リベロ小川真奈美のレシーブからつないで、2年生エース結束(けっそく)美南がバランスのよいジャンプから切れ味ばつぐんの強打でポイントを奪い、5-0まで走ってみせた。その後も結束はブロックを決めたほか、豪快なモーションからの軟打などでも得点を重ねて13-3。下北沢成徳高はタイムアウトを使い切った。

 ブロックでサイドアウトを奪った下北沢成徳高は、結束が後衛に下がった場面からチャンスを生かし、すさまじい勢いで15-11まで追い上げる。結束のバックアタックも連続得点には至らず、苦しい習志野高はセッター栗山瑞希を軸にツーアタックや思い切りのいいクイックを仕掛けて、ようやくローテーションを3つ回すことに成功した。しかし16-11から結束が前衛の3ローテで20-14とするも、次に再び結束が前衛に戻ったときには23-21。相手の足音はすぐそこまで迫っていた。

 それでもエースはひるまず、高いブロックにも果敢に打ち込んでサイドアウトが続き、ラリーの果てに25点目も結束が決めてセットを取り返した。第3セットは13-20と大差を付けられたが、逆に終盤は追い上げ、わずかに届かなかったものの終了時のスコアは21-25と、女王に余裕を与えることはなかった。

 

 

バックアタックでも下北沢成徳高からポイント

 

 試合後、久保田聖賢監督は「強いチームと当たらせていただいて、チャレンジしよう、自分たちらしさを出そう、と思っていた部分が出せました」と振り返った。インパクトを残したエース結束は「自分より高い相手と(試合が)できることは珍しいので、頑張りました。思っていたより通用したので、かなり自信になりました」と充実感を漂わせた。貴重な経験を、インターハイの県予選につなげられるか。次なる挑戦にも注目が集まる。

  

女子準決勝

習志野高 1-2 下北沢成徳高

(14-25、25-23、21-25)

 

 

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