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春高2025

男子日本代表 アルゼンチンに3-1でパリオリンピック初勝利

  • 男子日本代表
  • 2024.07.31

21得点をあげた西田有志【写真:Volleyball World】

 

 

 パリオリンピック2024のバレーボール競技は5日目。男子日本代表(FIVBランキング5位)は現地7月31日(水)にアルゼンチン(同8位)と対戦し、3-1で大会初勝利を飾った。

 

 27日(土)の開幕戦でドイツと対戦し、フルセットの末に敗れた日本は、予選突破のためにも落とせないアルゼンチン戦を迎えた。今年のネーションズリーグ2024の予選ラウンドで対戦した際は日本が3-1で勝利していた。

 

 第1セット、日本は西田や髙橋藍のサーブで攻める。9-9での長いラリーを小野寺のBクイックで制すると、続くポイントで西田が連続サービスエースを決めて12-9とリード。終盤には西田が再びサーブで連続得点。西田はこのセットだけで5本のサービスエースを集める活躍で、セットを奪った。

 

 第2セットは序盤、サーブレシーブを乱され、1-7と大きくリードされるが、髙橋藍に代わってコートに入った甲斐が3枚ブロックの上から打ち抜くアタックで悪い流れを切り、落ち着きを取り戻す。クイックで積極的に得点を重ねると、9-16から髙橋藍のパイプ攻撃、石川、西田のスパイクなど5連続得点で追い上げて14-16に。そのあともリベロ山本の好レシーブから得点につなげると、石川のフェイクセットから西田が決めるシーンも飛び出して会場を沸かせる。さらにブロックタッチのチャレンジに対するアルゼンチンの抗議にレッドカードが提示され、日本が逆転した。その後は石川の連続得点や関田のブロックで突き放し、最大7点差あったセットを逆転で奪った。

 

 第3セットも序盤にアルゼンチンにリードされ、小野寺のクイックなどで追い上げるが、逆にリードを広げられてしまう。流れを変えたい日本は宮浦と大塚をコートに送るが追いつくことはできず、セットを落とした。

 

 第4セットは石川のチームメートでもあるロセルのブロックでリードされるが、6-7から石川のブロック、西田のバックアタックなど3連続得点で逆転に成功。さらに髙橋藍が1枚ブロックでリマを止めてリードを広げる。アルゼンチンもコンテのスパイクなどで追い上げるが、小野寺、髙橋藍のブロックによる連続得点で流れを渡さない。すでにアメリカに1敗しており、予選突破に向けて負けられないアルゼンチンに再び追い上げられ1点差に迫られたが、宮浦がブロックを弾き飛ばして25点目。日本が逃げ切り、パリオリンピック初白星を飾った。

 

■パリオリンピック2024男子

予選ラウンドC組

日本 3-1 アルゼンチン

(25-16,25-22,18-25,25-23)

 

■日本の第1セットスターティングメンバー

石川、山内、西田、髙橋藍、小野寺、関田、リベロ山本

 

■日本のトップスコアラー(上位3人)

西田  21得点(アタック16得点、サーブ5得点)

髙橋藍 14得点(アタック9得点、ブロック2得点、サーブ3得点)

小野寺 12得点(アタック11得点、ブロック1得点)

 

■日本の次戦(予選ラウンド第3戦)

8月2日(金)21:00(日本時間28:00)

対戦相手:アメリカ(同6位)

 

■次戦のテレビ放送、TVer配信予定

NHK総合 8月2日(金)27:50〜放送予定

 

※記事内のFIVBランキングは日本の試合前のもの

 

 

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