男子日本代表 セットカウント0-2からアルゼンチンに逆転勝ち 2戦連続の逆転勝利で千葉大会開幕2連勝
- 日本代表
- 2025.07.17
男子日本代表【Photo:Volleyball World】
買取大吉 バレーボールネーションズリーグ(VNL)2025 千葉大会男子の2日目、日本(FIVBランキング5位)は7月17日(木)にアルゼンチン(同8位)と対戦し、3-2で勝利した。
第3週千葉大会の初戦でドイツに逆転勝利を収めた日本は、ここまで5勝4敗のアルゼンチンと対戦。昨年、両チームはVNL予選ラウンドとパリオリンピックで対戦しており、いずれも日本が勝利していた。ドイツ戦からメンバーを入れ替え、セッターに大宅真樹、ミドルブロッカーに佐藤駿一郎、リベロに山本智大をスタメン起用して試合に臨んだ。
第1セットの序盤はアルゼンチンにリードを許したが、中盤に石川祐希主将のブロックや相手コートに冷静に落とす軟打などで連続得点をあげ、宮浦健人のスパイクで同点に追いつく。相手ミスも重なって逆転に成功するが、連続失点で再び逆転を許す。終盤には髙橋藍の連続得点で再び同点としたが、再逆転はかなわずセットを落とした。
第2セットは序盤に石川主将のスパイクなどで日本が先行するが、アルゼンチンに追い上げられて中盤に同点とされると、その後はサイドアウトを取り合う展開に。終盤にリードを許すと、富田将馬や西山大翔を投入して逆転を狙ったが、及ばずに連取を許した。
あとがなくなった日本は、第3セットのスタートから永露元稀と小川智大を起用。序盤に小野寺太志のブロックや宮浦の連続得点で流れをつかむと、そのあとも石川主将や宮浦が確実にサイドアウトを重ねてリードを保ち、セットを奪い返した。
続く第4セットは、石川主将のスパイクでブレイクを重ねた日本がリードを奪ったが、中盤に連続失点を重ねて逆転を許した。それでも、石川主将と代わった富田の奮闘やリリーフサーバー甲斐優斗のサービスエースで同点に追いつくと、最後は宮浦がスパイクを決め、最終セットへ。
迎えた最終セットは、中盤に宮浦のスパイクによる連続得点で日本が前に出たあとは互いにサイドアウトを取り合う緊迫した展開が続いたが、このセットでアルゼンチンが犯した7本のサーブミスにも助けられて、フルセットの接戦を制した。
VNLは今大会から男女それぞれ出場チームが16から18に、予選ラウンドの開催都市が各週2から3へと変更されて行われる。男女各18チームがそれぞれ3週間にわたり世界各国で予選ラウンドを行い、8チームによる決勝ラウンドで優勝を争う。
■ネーションズリーグ2025男子予選ラウンド
第3週千葉大会
日本(FIVBランキング5位) 3-2 アルゼンチン(同8位)
(23-25、23-25、25-21、25-23、15-13)
■日本の第1セットスターティングメンバー
宮浦、髙橋(藍)、小野寺、大宅、石川、佐藤、リベロ山本
■日本のトップスコアラー(上位3人)
宮浦 23得点(アタック23得点)
髙橋(藍) 16得点(アタック14得点、ブロック1得点、サーブ1得点)
石川 13得点(アタック12得点、ブロック1得点)
■日本の次戦(予選ラウンド第11戦)
7月18日(金)19:20
対戦相手:ブラジル(FIVBランキング4位)
■次戦のテレビ放送、配信予定
地上波TBS系列 7/18(金)19:00〜
U-NEXT 7/18(金)18:50〜
※記事内のFIVBランキングはすべて日本の試合前のもの
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