エムットマッチ2025 Powered by MUFGバレーボール男子世界選手権壮行試合が9月3日(水)に有明アリーナ(東京)で行われた。前日にボーナスセットを含めて4-0で下したブルガリア(FIVBランキング15位)に対し、日本(同5位)は3-2で勝利した
前日のブルガリア戦からは、石川祐希キャプテン、髙橋藍、宮浦健人以外のスタメンを変更。前日にサーブで5得点をあげた宮浦がいきなり続けてサービスエースを決めると、西本圭吾、石川キャプテンもエースを奪い、13-5とリードする。中盤に3連続失点を喫したが、髙橋藍が足を使ったスーパーレシーブを見せるなど、セットを追うごとに堅い守りが機能。21-16からはリリーフサーバー甲斐優斗のサービスエースなども決まり、25-18で先取した。
第2セットはミドルブロッカーを佐藤駿一郎から小野寺太志に代えてスタートした。序盤からペースをつかんだ第1セットとは違い、シメオン・ニコロフのサーブから4連続失点を喫し、4-7と先行される展開。その後、石川キャプテンのバックアタックなどで得点を重ねるが、相手のサーブレシーブを崩せず、なかなかブレイクできない。17-19からはこの壮行試合では初めて永露元稀、西山大翔を2枚替えで投入するが、点差を詰められないまま23-25で落とした。
5分間のインターバルの間、石川キャプテンを中心に円陣を組んで第3セットへ。このセットからコートに入ったエバデダン ラリーがクイックを決めると、石川キャプテンのサーブで崩して6連続得点。7-3とし、主導権をつかんだに見えたが、アレクサンダル・ニコロフのスパイクやサービスエースでじわじわと詰め寄られ、16-17からは4連続失点。そのまま押しきられ、21-25で続けてセットを落とした。
後がなくなった日本は、途中出場していた大塚達宣、永露、西山、甲斐をスタートから起用。相手のブロックをうまく利用した甲斐のスパイクで序盤から得点を重ねると、その甲斐のサーブから11-7とリード。エバデダンのブロックも決まり、14-9でタイムアウトを迎えた。その後も甲斐、そして西山が得点を量産し、25-17で勝負は最終セットにもつれ込んだ。
第5セットは序盤から西山、甲斐のスパイクが止まらず、6-1とリードする。その後もリベロの山本が好レシーブを連発し、チームに勢いをもたらした。最後は甲斐のバックアタックが決まり、15-10で勝負あり。西山、甲斐と若き選手たちの活躍も光り、ブルガリアに連勝を飾った。
9月12日(金)~28日(日)にマニラ(フィリピン)で行われる2025男子世界選手権に向けて、男子日本代表は9月6日(土)~7日(日)にLaLa arena TOKYO-BAY(千葉)でイタリアと壮行試合を行う。
写真/石塚康隆(NBP)
■エムットマッチ2025 Powered by MUFGバレーボール男子世界選手権壮行試合
日本(FIVBランキング5位) 3-2 ブルガリア(同15位)
(25-18、23-25、21-25、25-17、15-10)
■日本の第1セットスターティングメンバー
石川、佐藤、宮浦、髙橋、西本、大宅、リベロ小川
■日本の次戦(世界選手権壮行試合第3戦)
9月6日(土)15:00~
対戦相手:イタリア(FIVBランキング2位)
■次戦の配信予定(日本時間)
U-NEXT 9月6日(土)14:50~
■男子日本代表が世界選手権前の壮行試合でブルガリアに完勝 全員がコートに立ち、宮浦健人が5本のサービスエース