SVリーグ王者と欧州王者が激突 石川祐希の4本のサービスエースも光ったペルージャがサントリーに3-1で勝利
- SV男子
- 2025.10.07
「Qoo10 presents ワールドチャレンジシリーズ2025 サントリーサンバーズ大阪vs シル・サフェーティ・ペルージャ」が10月7日(火)に有明アリーナ(東京)で行われた。昨季SVリーグ王者サントリーと、石川祐希を擁する欧州王者ペルージャによる注目の一戦。1万4000人を超える大観衆が見つめる中、3-1でペルージャが勝利した
石川祐希
堅い守りが光るも
サントリーは逆転負け
第1セットは序盤からサントリーペース。試合開始からドミトリー・ムセルスキーのバックアタックや柏田樹のクイックなどで3連続得点をあげると、その後も今季新加入のイゴール・クリュカが石川祐希のバックアタックをブロックするなど、2度目の3連続得点で8-3とする。ムセルスキー、柏田のブロックでその後も主導権を握り、17-9とリードを最大8点に広げた。連続ブロックを浴びる場面もあったが、最後は小野寺太志のクイックが決まり、25-20でセットを先取した。
第2セットも髙橋藍、リベロの小川智大を中心としたサントリーの堅い守りが崩れず。序盤こそ相手にリードされたが、クリュカのサービスエースで6-5とブレイク。中盤には石川を2度ブロックするなど、2度の連続得点で16-14とリードした。だが、そこからペルージャが反撃。ワッシム・ベンタラのスパイクで16-16とすると、石川が18-18からは小川を、19-18からは髙橋藍を崩してサービスエースを奪う。最後も石川のフェイントが決まり、試合は1-1の振り出しに戻った。
第3セットはサントリーがクリュカに代わってデ・アルマス アラインを、柏田に代えて佐藤謙次を起用してスタートした。序盤から一進一退の攻防を繰り広げたが、12-10で先にテクニカルタイムアウトを迎えたのはペルージャ。その後も、このセットから入ったドノボン・ジャボロノクの強打が止まらず、サントリーは17-19と追いかける展開が続いた。ムセルスキーのディグなど懸命の守りから相手のミスを誘い、一時は22-21とリードしたが、ジュースの末に最後は石川がサービスエース。24-26でこのセットも落とし、サントリーは後がなくなった。
ムセルスキーのスパイク、ブロックが決まり、6-3でペルージャにタイムアウトを取らせた第4セットだったが、アグスティン・ロセルのサービスエースなどで8-9とリードされる。その後も石川にこの日4本目となるサービスエースを決められ、追いかける展開が続いた。このセットから入ったセッターの下川諒がコート中央を生かしたトス回しを見せたが、点差を詰められず。19-25で逆転負けを喫した。
第2戦は10月8日(水)19:10から、同会場で行われる。
関田誠大
■Qoo10 presents ワールドチャレンジシリーズ2025
サントリー 1-3 ペルージャ
(25-20、21-25、24-26、21-25)
■サントリーの第1セットスターティングメンバー
小野寺太志、関田誠大、髙橋藍、柏田樹、ドミトリー・ムセルスキー、イゴール・クリュカ、リベロ小川智大
■ペルージャの第1セットスターティングメンバー
アグスティン・ロセル、ワッシム・ベンタラ、石川祐希、セバスティアン・ソレ、ブライアン・アルギラゴス、オレフ・プロトニツキ、リベロ マッシモ・コラーチ
写真/中川和泉
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