アリーザ愛知からビーチバレーボールに参戦した三留汐利&笠井季璃「使えるものは全部使って」インドアのシーズンへ
- SV女子
- 2026.07.06
ビーチバレーボールはシーズン真っただ中。日本国内ではトップカテゴリーのジャパンツアー2026を筆頭に各地で、各カテゴリーで毎週のように大会が行われている。またインドアの大同生命SVリーグも今夏はビーチバレーボールに“参戦”。6月5日には「ジャパンツアー2026第2戦グランドスラム グランフロント大阪大会」の会場であるグランフロント大阪うめきた広場(大阪)にて「ビーチバレーボールエキシビションマッチ大阪 SV.LEAGUE WOMEN」を開催した。また6月26日の「ジャパンツアー2026第4戦 立川立飛大会 Crown of the beach」(以下、BVT第4戦立川立飛大会)にはSVリーグ女子から5チーム計8組が参加している。
6月5日に開催された「ビーチバレーボールエキシビションマッチ大阪 SV.LEAGUE WOMEN」の参加選手一同
そのなかでもSVリーグ勢で最高成績となる4位の結果を残したのがアリーザ愛知(大会出場時は前身のクインシーズ刈谷)の三留汐利/笠井季璃組である。チームとしても昨年からオフシーズンにはビーチバレーボールに取り組んでおり、今年は同じ愛知県で活動するトヨタ自動車ビーチバレーボール部へ4、5回ほどの“出稽古”を積んだ。実際にトヨタ自動車のコーチから指導を受けたことも手伝ってか、「ビーチバレーボールの手応えはとてもあります!!」と三留。笠井も「たくさん教えてくださったので、その環境に感謝しています」と喜んだ。
3位の成績を挙げたエキシビションマッチ大阪も、今回のBVT第4戦立川立飛大会も、一般的な21点3セットマッチの通常ルールとは異なり、オリジナルの「Crown of the court」が採用されていた。これは複数のチームが一つのゲームを争う特殊なルール(※詳細は下記に別途記述)であり、「流れが重要といいますか。『勢いに乗ったもの勝ち』だと思っていました」と笠井は言う。ただ、ビーチバレーボールを体験したことでどうやら通常ルールにも興味が湧いた様子だ。
「もしチャンスがあればトライしてみて、どんな学びがあるかを確かめてみたいです」(三留)
「21点の1セットにおいては序盤、中盤、終盤、と試合展開にも流れがあると思うので、その状況に沿っていかにゲームを進めていくかが大事になってくるはず。そこは興味があります」(笠井)
砂の上でも巧みなアタックで得点を重ねた三留汐利(みとめ・しおり/身長174㎝/岐阜協立大出身/アウトサイドヒッター)
エキシビション大阪からの3週間でも「3本目のボールを得点につなげることは以前よりもできるようになった」と三留が言えば、笠井も「砂場に足がとられる分、より低い姿勢でボールを捕ったり、1、2本目のつなぎはものにできている実感があります」。ともにインドアでのポジションはアウトサイドヒッターであり、攻守でバランスがとれているからこそ、本格的にビーチバレーボールにトライしてみればどのような成長を見せてくれるかは興味深いところ。
とはいえ、このオフシーズンのビーチバレーボール活動は、ここで一区切り。ここからは10月10日(土)の2026-27 大同生命SVリーグ開幕に照準を合わせて練習に励んでいく。
「今の時期は外国籍選手が合流していませんが、日本人選手だけでも勝てるレベルを目指して練習しています。今回のビーチバレーボールで学んだことを少しでも生かせたらと思うので、日本一を目標とするインドアでも頑張りたいです」(三留)
「昨シーズンから取り組んでいるブロックディフェンスはもちろん、オフェンス面ではどこからでも得点ができる戦い方を磨いていきたいです。その点で、ビーチバレーボールでも相手の穴を見つけることやブロックアウトをとる技術を身につけることができたと思うので。使えるものは全部使って、目の前の1点をもぎとっていきます」(笠井)
創部75周年を迎え、「アリーザ愛知」なる新名称と新ロゴマークで挑む2026-27シーズン。ふとした場面で、ビーチバレーボールをほうふつとさせるプレーが見られるかもしれない。
学生時代から同年代をリードする存在として活躍する笠井季璃(かさい・りり/身長175㎝/旭川実高〔北海道〕出身/アウトサイドヒッター)
(文・写真/坂口功将)
(※)「Crown of the beach」とは:複数のチームが同時に競技を行うもので、【クラウンコート】側のコートに立つチームのみがポイントを獲得する権利を持ち、ほかの対戦相手がそのチームに対してサーブを打つことからプレーはスタート。【クラウンコート】側のチームが点を決めること(いわゆるサイドアウト)ができれば1ポイントをゲット、反対にサーブを打った側が得点すれば、今度は【クラウンコート】側に回る、というルールになっている。そうして最終的に制限時間のなかで獲得ポイントが多かったチームが勝者となる
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