1歳からの幼なじみどうしが主将として対戦 【落合康陽(駿台学園高)×本田語(東北高)対談】
- 高校生
- 2026.10.07
今年のインターハイベスト4の駿台学園高(東京)が、9月19日に同校で行った「駿台学園高文化祭 招待試合」に東北高(宮城)を招き対戦。全国大会の常連である2校はエキシビションマッチながら公式戦のような真剣勝負を繰り広げた。キャプテンとしてそれぞれのチームを率いるのは、ともに山形県出身で幼なじみのアウトサイドヒッターの落合康陽(駿台学園高3年)と、リベロの本田語(東北高3年)。2人は互いに熱望していた対戦の感想と、これまでの歩みについて述べた
オリジナルのイベントTシャツを着て仲よくポーズをとる本田(左)と落合
ともに始めたバレー
中学で達成できなかった目標へ
――対戦した感想はいかがでしたか?
落合 これまで練習試合を数回やっただけで、しっかりとした試合での対戦は初めてでした。幼なじみと戦えてほんとうに楽しかったです。
本田 1年生のころからずっと「全国大会で戦いたいね」という話はしていました。今回こうして対戦できて、とてもうれしかったです。
――第1セット、本田選手はコートに立たず、第2セットで対峙しました
落合 少し意識していて、最後に放ったサーブは(本田を)狙いました。
本田 (落合が)サーブを打つときは「こっちに打て、こっちに打て」と思いながら守っていました。
――ともに山形県出身ですが、いつ知り合いましたか?
落合 保育園のころです。
本田 1歳からの仲ですね。
落合 生まれてからほぼ一緒です(笑) 僕は“カタ”って呼んでいます。「語(かたる)」なので、カタ。
本田 自分はずっと康陽くんと呼んでいます。保育園のときは康陽くんの立場が上だったので、呼び方はそのままです(笑)
落合 そのころは少しやんちゃだったかもしれません(笑)
――バレーボールを始めたのも同じタイミングでしたか?
落合 (小学校)4年生のときに一緒に始めました。
本田 康陽くんがバレー一家で、仲もよかったですし、自分もバレーに興味があったので、「じゃあ一緒に始めよう」と。
落合 野球かバレーで迷っているときに、カタが「やるならバレー」と言ったので、自分もバレーに決めました。
本田 小学生のころから自分たち2人を含めた4人のグループがあったのですが、自分以外の3人は野球の話で盛り上がっていて…(笑) 自分だけ知らずに全然盛り上がれなかったので、それだったらバレーをしようと誘いました。
落合 その話がなかったら、おそらくバレーはしていませんでした(笑)
――高校進学の際に話はされましたか?
本田 小さいころは県内の山形中央(高校)に一緒に行こうと言っていました。でも、山形六中で全国優勝という目標を果たせなかったので(全日本中学校選手権大会でベスト8)、「高校では全国優勝したいよね」と話し、お互いに県外に行こう、と。一緒のチームに進学することも考えましたが、やっぱり対戦したいと思って決断しました。
落合 お互いに進路が決まってからは「全国で対戦したい」と、ずっと話しています。
本田 もし中学校で目標を達成していたら、自分は高校で真剣に勉強していたかもしれないです。
守護神としてもチームを率いる役割を担う本田
スパイクを決めたい落合と
拾いたい本田
――お互いが思う、それぞれのすごさを教えてください
落合 レシーブはもちろん上手ですが、マジでサーブがうまくて。嫌いです(笑)
本田 (笑)
落合 中学のときからほぼ無回転のサーブで、オーバー(ハンドレシーブ)で捕ろうとすると、急に落ちるのでほんとうに嫌いです(笑)
本田 8月に試合をしたとき(第1回全国ブロック高校男子バレーボールサマーキャンプin熊本2026)も、サービスエースを奪っています! 自分がリリーフサーバーでサーブを打ったときに、狙ったらエースを取っちゃって(笑)
落合 マジで悔しかったです。
本田 康陽くんは、ハイレベルな駿台(学園高)で1年生から試合に出ていますし、しかも2年生の途中からキャプテンもやっています。自分もキャプテンを務めていますが、2年生のときからその重圧を感じながらパフォーマンスを落とさないので、メンタルの強さや根性がすごいと思っています。
落合 もう少しで丸1年ですね。
本田 駿台でキャプテンを務めているのは驚きしかなく、その姿を練習試合で見ていて、大変そうだなと思っていました。でも、自分が大変なとき、「康陽くんが頑張っているからもっと頑張らないと」という相乗効果のようなものはあります。
落合 キャプテンとして困ったことがあったときに、よく相談し合います。
――これからも公式戦で戦いたい気持ちは変わらないですか?
落合 そうですね。国スポで当たるとしたら準決勝なので、春高では初戦でもいいから絶対に当たりたいです。
本田 自分たちも国スポで対戦できるように、なんとか勝ち上がりたいです。
――国スポへの意気込みと、公式戦で対戦したらどんなプレーを見せたいかを教えてください
落合 去年の国スポでは自分たちの気の緩みが試合に出てしまい、(初戦の2回戦で)負けたことが心残りでした。これからさらにチームの精度を高めていきます。
公式戦で対戦したら、いつもよりスパイクを(本田が守る)クロスに打って得点したいです。
本田 去年は目標の日本一には届きませんでした。今年は(インターハイの)ベスト4チームなど力がある相手を倒して優勝できるように、しっかり練習しています。まずは強いチームと試合ができることに感謝しながら、挑戦者の気持ちで戦いたいと思います。
康陽くんとは小さいときからずっと一緒に練習していて、癖などを理解しています。スパイクのコースを予測することができると思うので、狙ってくるなら全部拾いたいです。
国スポは10月11日(日)に青森県で開幕。少年男子は新青森総合運動公園マエダアリーナを舞台に、東北高単独の宮城県は1回戦で静岡県と対戦し、駿台学園高中心の東京都はシードにより翌12日(月・祝)の2回戦から登場する(愛媛県と長崎県の勝者と対戦)。ともに日本一を目指しながら、準決勝で対戦することができるか。
落合(右)は昨年の国スポ終了後からキャプテンを務めている。左は2年生エースの竹内祐一郎
落合康陽(駿台学園高)
おちあい・こうよう/3年/身長192㎝/最高到達点335㎝/山形六中(山形)/アウトサイドヒッター
本田 語(東北高)
ほんだ・かたる/3年/身長168㎝/最高到達点288㎝/山形六中(山形)/リベロ
取材・写真/廣田充則(編集部)
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