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春高バレー月バレ便り

松本国際 2年生エース德留巧大が堂々のプレー 激戦区に入った春高へ「『注目されるじゃん』って。燃えます」【春高出場校の天皇杯②】

  • 2022.12.29

 

 

12月9日(金)に武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京)で行われた令和4年度天皇杯全日本選手権大会ファイナルラウンド(男子)1回戦に、春高に出場する4チームが出場。Vリーグや大学生といった格上との対戦で、何を得たのか。第2回は全日本インカレ王者・筑波大と対戦した松本国際高(長野)。春高では強豪校がそろうゾーンに入ったが、エース德留巧大を中心に難局を打破する

 

 

2年生ながらチームの中心を担う#2德留

 

 舞台は武蔵野の森総合スポーツプラザ。ネットの向こうには柳田歩輝がいる。松本国際高の2年生エース德留巧大にとって、胸が高鳴るシチュエーションだった。

 「ここで行われた春高をテレビで見ていました。『俺もああなろう』と思ったのが入学した一つの理由なので。(柳田は)松本国際を教えてくれた、ありがたい存在です」

 坂戸桜中(埼玉)2年生時に見た春高。準決勝で髙橋藍(日本体大3年、パドヴァ[イタリア])率いる東山高と激闘を繰り広げたのが、柳田擁する松本国際高だった。大舞台で堂々とプレーをするエースに心を奪われてから、およそ3年。松本国際高のエースになって、德留は憧れの存在と対峙した。

 

 第1セットは18-25で落としたが、互角の戦いを見せた第2セット。德留が真骨頂を見せる。柳田の強烈なジャンプサーブに対し、態勢を崩しながらもレシーブ。味方がリバウンドをとる間に素早く助走をとり、バックアタックを決めた。「守って、さらに攻めるという二つ(の武器を)を持っていて、それを生かせた2セット目だったと思います」。持ち味である堅いサーブレシーブからの素早い攻撃参加で、その後も強烈なスパイクを打ち込んだ。敗れたものの、このセットは18-17と終盤まで競り合った。

 「リードしたきっかけは自分のバックアタックだと思います。ファインプレーが出ると、チームが乗ることができるので、春高でも士気が上がるようなプレーをどんどんしていきたいです」

 

 

レシーブからの素早い攻撃参加が持ち味

 

 今季はインターハイ、国体でベスト4に導いた2年生エースのたくましい姿に、壬生裕之監督は「相手のきちんとしたバレーに対して点数を取れたことは、素直に自信を持っていいと思います」とたたえた。

 

 この1週間前に春高の組み合わせが決まると、チームに激震が走った。1回戦で近畿大会王者の昇陽高(大阪)と対戦。勝てば国体で優勝した鎮西高(熊本)が待ち受ける。今大会屈指の激戦区に、仲間たちは叫び、德留も「やばいな」と心は揺れた。だが、すぐに心を整えられるあたり、並みの選手ではない。

 「はじめは『昇陽か…』と思いました。でも、『待てよ。その分、注目されるじゃん』って。一般の方も見てくれると思うので、自分は燃えます。鎮西も嫌だと思うので、勢いに乗る前に優勝候補を倒したいです」

 

 壬生監督も「あそこまで集まったら逆に笑えますよね」と苦笑いしながらも、言葉に力を込めた。

 「これでうちが(そのゾーンを)抜けることができれば、今年のチームが(勝ち上がったのが)運じゃなかったと証明できると思います。どちらのチームも本格派エースがいますが、授けられるものを授けて、戦場に送りたい。集大成として戦える場ができたので、本気で勝負したいです」

 

 

選手たちに指示する壬生監督(右端)

 

 昇陽には秦健太郎、鎮西には舛本颯真(ともに3年)と、世代を代表するエースがいる。だが、德留も2年生をリードするスパイカー。「コートの中で学年は関係ないんで」という言葉には、チームを背負う覚悟がにじんだ。

 

 試合結果は以下の通り。

筑波大2(25-18、25-20)0 松本国際高

 

文/田中風太

写真/中川和泉、石塚康隆

 

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