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春高2024

セリエA[第21節]3本の矢が炸裂したモンツァが勝利

  • 海外ニュース
  • 2020.02.18

 ボンジョールノ! 世界最高峰リーグの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』!! 今シーズンはリーグ内の移籍のほか、他国のリーグからイタリア・セリエAにプレーの場を移した選手たちの動きが活発です。中でもモンツァはアタッカー陣が担う役目は大きく…、今節はまさにそれを象徴する試合となりました。まずは、そのカードから!!(Photo:Legavolley.it)

※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ

■3人が20得点越えのモンツァ、ホームでヴェローナとのフルセットを制す

[MATCH OF THE ROUND]

モンツァ 3(19-25,25-20,25-18,28-30,20-18) パドヴァ

 昨シーズン8位のモンツァは今季、アタッカー陣にテコ入れを敢行した。中でも目玉となったのが、世界トップスコアラーの一人であるOPバルトシュ・クレク(ポーランド)。2018/19シーズンをプレーしていたオニコ・ワルシャワ(ポーランド/プラスリーガ)から移籍の噂が出た時は、かつてプレーしたルーベ行き?との報道も出たが、結果モンツァへ。また、パドヴァからOHヤシン・ルアティ(フランス)が加わった。

 

 チームはなかなか波に乗れず開幕4連敗を喫したが、クレクやルアティ、またチーム在籍4シーズン目を迎えたOHドノバン・ジャボロノク(チェコ)の活躍もあり、着実に勝ち星を重ねる。そうして今節ではプレーオフ進出圏内の8位を争うヴェローナとの対戦に臨んだ。

主軸を担う(写真右から)クレク、MBビクトル・ヨシホフ(ブルガリア)、ジャボロノク

 モンツァは第1セットを幸先よく先取すると、第2セットもジュースの末に獲得。前半戦と同様にストレート勝ち…、といきたいところだったが、ここからヴェローナがローテーションを回すなど策を講じて反撃を開始する。OPステファン・ボワイエ(フランス)を中心に攻め立てるヴェローナに2セットを奪われ、試合はフルセットにもつれ込む。それでも最終第5セットは中盤で一気にリードを広げ、モンツァが勝利した。

 

 終わってみれば、クレクとジャボロノクがそろって25得点。またルアティが4本のサービスエースと3本のブロックポイントを含む22得点と大車輪の活躍を見せた。3本の矢によって、貴重な1勝をあげたモンツァは弾みをつけて、次節からのルーベ、モデナという強敵たちとの試合に挑む。プレーオフ進出争いはまだまだここから激化しそうな予感だ。

試合のMVPに選出されたルアティ

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ペルージャ 3(25-21,22-25,25-22,25-19)0 ラヴェンナ

 ペルージャはOHウィルフレド・レオン(ポーランド)が3本のサービスエースを含む、チーム最多22得点をあげるなど好調をキープ。連勝を15に伸ばした。無敗街道は、どこまで続く…!

ブロックの上からスパイクを打ち抜くレオン(写真左端)

モデナ 3(25-20,21-25,27-25,25-22)1 トレンティーノ

 トップ4同士の一戦となった今節はモデナが、今季ミラノから復帰したMBエリア・ボッシ(イタリア)がチーム最多4本、OHバルトシュ・ベドノシュ(ポーランド)が3本のブロックポイントをあげるなど、トレンティーノの攻撃をはね返し勝利した。

モデナのボッシ(写真中央)はクイックでも要所で得点

チステルナ(前ラティーナ) 3(25-18,27-25,28-26)0 パドヴァ

 ホームでパドヴァを迎えたチステルナは、OPジャン・パトリ(フランス)がチーム最多14得点、OHエセキエル・パラシオス(アルゼンチン)が3本のブロックポイントを含む13得点、OHマールテン・ファンハルデレン(オランダ)が12得点と続き、2連勝とした。

ホームでの勝利を喜ぶチステルナの面々

ミラノ 3(25-20,25-22,22-25,25-16)1 ソラ

 トップ4勢を相手に3連敗を喫したミラノは仕切り直しの一戦。OPニミル・アブデルアジズ(オランダ)が両チーム通じて最多7本のサービスエースを含む27得点をあげて連敗ストップ。対するソラはMBガブリエレ・ディマルティノ(イタリア)が6本のブロックポイントをあげるも…、13連敗。トンネルから抜け出せない。

アブデルアジズ(コート奥)はうっぷんを晴らすかのような活躍

ルーベ 3(25-19,25-23,25-17)0 ヴァレンティア

 ルーベは久々に先発出場したOHイオアンディ・レアル(ブラジル)が3本のサービスエースを含む、チーム最多15得点の活躍で勝利。今節の翌日、ルーベはレアルとMBロベルランディ・シモン(キューバ)の2人の“鳥人”の契約を2021/22シーズンまで延長したことを発表した。

「この2シーズンはとても素晴らしいものでした。次の2シーズンはさらに素敵な、そして勝利で満たされるものにしたい」とレアル(写真中央)

セリエA男子 レギュラーシーズン順位(round21終了時)》※ピアチェンツァは休息週

1 ペルージャ 18勝2敗(勝ち点51)-

2 ルーベ 17勝2敗(勝ち点51)-

3 モデナ 16勝4敗(勝ち点49)-

4 トレンティーノ 14勝5敗(勝ち点41)-

5 ミラノ 12勝7敗(勝ち点36)-

6 パドヴァ 8勝10敗(勝ち点25)-

7 ラヴェンナ 8勝12敗(勝ち点24)-

8 モンツァ 7勝12敗(勝ち点23)▲

9 ヴェローナ 7勝12敗(勝ち点22)▼

10 ピアチェンツァ 7勝12(勝ち点18)-

11 チステルナ(前ラティーナ) 5勝14敗(勝ち点15)-

12 ヴァレンティア 4勝14敗(勝ち点12)-

13 ソラ 1勝18敗(勝ち点5)-

※勝敗(勝ち点)。記号は前節からの順位推移

 

(責任編集:GUCII<坂口功将>)

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