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春高2024

WD名古屋とジェイテクトの3位争い、白熱必至の東レvs.パナソニック【V1男子見どころ】

  • V1
  • 2021.03.10

 V・レギュラーラウンドも残り3週となったバレーボールのV.LEAGUE DIVISION1 MEN(V1男子)。今週は、12日(金)のナイトゲームからスタート。日本代表選手はもちろん、世界トップレベルの外国籍選手も多く在籍するV1男子の、今週の見どころをご紹介。

 

■ナイトゲームで幕を開ける大分大会。VC長野が大分三好にリベンジ誓う

 大分大会では、30戦3勝で9位のVC長野トライデンツと、30戦2勝で10位(最下位)の大分三好ヴァイセアドラーが激突。両チーム同士の対戦成績は、ここまで2戦を戦い大分三好が全勝。その大分三好が、今回の連戦でもVC長野を攻略し、勝利を手にするか。ホームゲームでの躍進を誓う。

 

 ここ3週に渡り、上位チームとの対戦が続いた大分三好。全試合ストレート負けと勝ち星にはつながらなかったものの、ある程度の余裕を持って向かってくる相手に対して状況判断をしながら厳しい試合を戦い抜いたことで、チームとして得られたものはあったはず。

 

 今週の結果次第では、VC長野との順位の入れ替えも考えられる。リーグも終盤となり主力メンバーにも疲れがたまってきている中、いかにミスを減らして集中力を保てるかが重要だ。外国籍選手に続いて得点源として活躍を見せる山田滉太の、サーブの安定にも期待したい。

 

 対するVC長野は、直近の試合で東レアローズやパナソニックパンサーズと競り合うなど、後半戦でも底力を見せている。リベンジに燃える大分三好戦では、チームの主砲、ヌルムルキ・リヴァンをはじめ、ブロックでの貢献も目立つ中村竜輔、攻守で魅せる戸嵜嵩大らの活躍も力に、序盤から勢い付けるか。先手必勝で相手の隙をついていきたいところ。

     

■ファイナル3進出へ望みを繋ぐジェイテクトに、堺が牙をむく

 今週も堺ブレイザーズのホームゲームが開催される堺大会では、4位のジェイテクトSTINGSと5位の堺が対戦する。V・レギュラーラウンドの上位3チームのみが『ファイナル3』に出場し、その勝敗でファイナル進出を争う今シーズン。4位につけるジェイテクトSTINGSは、まだファイナル3進出に手が届く状況だ。

 

 残る全6試合を制してファイナル3への出場権を獲得したいジェイテクトは、来週はJT広島、最終週はサントリーとの対戦が続く中、まずは今週の堺戦が正念場となる。順位が拮抗している堺に勝ち切り、残り試合へ弾みをつけることができるか。ブラジル代表としてさまざまな国際大会でのメダル獲得に貢献したフォンテレス・フェリペや西田有志の決定力に加え、ブロックが冴える福山汰一らの活躍にも注目したい。

 

 5位の堺は、すでにファイナル3への道こそ経たれているものの、まだ今シーズンが終わったわけではない。勝利への方法を模索しつつ戦力の底上げも見据える中、首位のサントリーと対峙した先週の2日目には、これまで途中出場の機会が多かった選手たちを先発メンバーで起用。相手のリズムを狂わせ奮闘した。

 

 第3セットこそサントリーの流れで試合が進む展開となったが、セッターの佐川翔やオポジットの宮原貴人、ミドルブロッカーの竹元裕太郎や山崎貴矢らが主力として苦しい状況下で力を発揮。チームとしての経験値も上がり、今後を見据える中でのプラスの要素となっただろう。今季、未だ勝利をあげられていないジェイテクトに、今季のチームスローガンにもある「We are ONE!」の精神で挑む。

  

※山崎選手の「崎」は本来、「立」の崎

抜群の反応力から繰り出す守備で勝利に貢献するリベロ、山本智大(堺ブレイザーズ)【写真:月刊バレーボール】

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