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春高2024

【男子世界バレー】第2R決着。いよいよファイナル6へ

  • 海外ニュース
  • 2018.09.25

F組(ブラジル、ベルギー、スロベニア、オーストラリア)

“レッドドラゴンズ”ベルギー(コート右)は2セットを奪ったが…(写真:FIVB)

ブラジル 3(22-25,23-25,25-19,25-15,15-12)2 ベルギー

オーストラリア 3(23-25,25-20,19-25,25-22,15-11)2 スロベニア●

 

 ブラジルも主力を温存する中、Vリーグのサントリー・サンバーズでもプレーしたエバンドロ・グエッラが最多30得点をマークし、2セットダウンからの逆転勝利を収めた。敗れたベルギーだが、アンドレ・アナスタージ監督は「がっかりはしていません。なぜなら、相手は3セット目以降、私たちよりもさらに高いレベルのパフォーマンスを繰り出してきたから。この舞台で、チームの現在地を知ることができてよかった」といさぎよくミラノを去った。

 オーストラリアはスロベニアとのシーソーゲームを制し、白星で大会を終了。ポイントゲッターとしてチームを牽引したリンカーン・ウィリアムズは「今大会は満足のいくものでした。ここからさらに良くなる。前進し続けます」と語った。

 

G組(アメリカ、ブルガリア、イラン、カナダ)

大会を終え、地元のファンとの撮影に応えたブルガリアのサルパロフ(写真:FIVB)

アメリカ 3(25-23,26-24,26-24)0 イラン

カナダ 3(25-19,25-14,21-25,19-25,15-10)2 ブルガリア

 

 今大会、唯一の全勝をあげているアメリカは控えメンバーで戦い、イランにストレート勝利。ジョン・スパロー監督は「驚きだ。(控えの)彼らの戦いぶりは嬉しいかぎり」と笑顔。一方、第1次ラウンドを4勝1敗で通過しながら、イランは第2次ラウンドで1勝もあげられず。ミルサイード・マルーフラクラニは「(第2次ラウンド初戦の)ブルガリア戦の黒星がすべて」と語り、「ファイナル6は楽しみながら見ますよ」とほほえんだ。

 “バルカン・ライオンズ”ことブルガリアは最後まで開催国の意地を見せた。第3セットからコートに立った、ニコライ・ウチコフが20得点をあげ、フルセットに持ち込んだ。ベテランリベロのテオドル・サルパロフは「これが私にとって最後の世界バレーだけに、勝ちたかった…。ですが、最高の応援をありがとうございました!」と感謝を口にした。

 

H組(セルビア、ポーランド、フランス、アルゼンチン)

世界バレー2連覇への挑戦権を獲得したポーランド(写真:FIVB)

ポーランド 3(25-17,25-16,25-14)0 セルビア

フランス 3(25-16,25-20,26-28,25-19)1 アルゼンチン

 

 王者の帰還だ。ポーランドがファイナル6行きを決めた。バルトシュ・クレクがサービスエース5本を含む21得点の活躍で、セルビアにストレート勝ちを収めた。ポーランドのフィタル・ヘイネン監督は「こんな戦いができるなんて! 感動しています」と上機嫌。2連覇へ弾みがついたか。

 フランスは、波に乗るイアルバン・ヌガペトが最多28得点をあげ、アルゼンチンに勝ち切った。パンジャマン・トニウッティ主将は「(今大会で)オランダ、ブラジル、セルビアに苦杯をなめたとはいえ、生き残ることができてよかった」と安堵の表情を浮かべた。一方、敗れたアルゼンチンのジュリオ・ベラスコ監督は「代表チームの監督としてはこれが最後になるでしょう」と引退を示唆した。

 

【第3次ラウンド進出チーム】

I組…ブラジル/アメリカ/ロシア

J組…イタリア/ポーランド/セルビア

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