ボンジョールノ！　世界最高峰リーグの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』。プレーオフはセミファイナル（準決勝）の１カードが決着。２シーズンぶりのタイトル獲得を目指すルーベがファイナル進出を決めました!!（Photo：Legavolley.it）

[MATCH OF THE SEMI-FINAL]

■ ルーベvs.トレンティーノ／“ドリームチーム”ルーベがホームでファイナル進出を決めた!!

第４戦：ルーベ　３（25-21,25-19,31-29）０　トレンティーノ

　ファイナル進出に王手をかけたルーベはホームにトレンティーノを迎えての第４戦。赤く染まったスタンドではファンたちがサッカーの応援団を彷彿とさせるチャントをひっきりなしに送る中、ルーベのメンバーたちが各々の役割をまっとうした。両サイドのオスマニー・ユアントレーナ（イタリア）とホアンドリ・レアル（ブラジル）がレフト・ライトを問わずにアタックを仕掛け、時折、セッターのブルーノ・レゼンデ（ブラジル）がチョイスするパイプ攻撃をしっかりと決めきる。ライト方面からはツベタン・ソコロフ（ブルガリア）が力強いスパイクを炸裂。守っては、ロベルランディ・シモン（キューバ）が６本のブロックポイントを上げるなど、巨大な壁となった。

　対するトレンティーノは、セッター対角に入ったルカ・ベットーリ（イタリア）が１３得点をあげて、チームをリードするも、ルーベのプレッシャーに終始押され気味。サーブレシーブが崩れても、司令塔シモーネ・ジャネッリ（イタリア）はダビデ・カンデラーロ（イタリア）へクイックを上げるなど奮闘を見せ、あとがない第３セットもジュースまで持ち込んだが、最後は力尽きた。

　これで３勝目をあげたルーベは３シーズン連続での決勝進出を決めた。フェルジナンド・デジョルジ監督は「困難な道のりには違いないが、今日も選手たちはベストを尽くしてくれた」とチームを称えた。

■モデナvs.ペルージャ／地の利を生かしたモデナが完勝。決着は第５戦に持ち越しへ

第４戦：モデナ　３（25-19,25-23,25-17）０　ペルージャ

　ホームのファンにペルージャのファイナル進出を見せるわけにはいかない。そんな強い思いで第４戦に臨んだモデナは、イバン・ザイツェフ（イタリア）が１２得点、バルトシュ・ベドノシュ（ポーランド）とマックスウェル・ホルト（アメリカ）がともに３本のブロックをあげ、攻守で隙のない試合運びを見せて、ペルージャを完封。ふたたび勝敗をタイに戻した。ファイナル進出を懸けた第５戦は、ペルージャのホームで行われる。

【2018-19 プレーオフ セミファイナル】

ペルージャ（２勝２敗）vs.モデナ（２勝２敗） ／　×トレンティーノ（１勝３敗）vs.ルーベ（３勝１敗）○