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県岐阜商インハイ出場ならず  伸びしろは十分 悔しい敗戦をバネに

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  • 2021.06.24
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 今年の1月に行われた春高バレーに岐阜県の男子代表として出場した県立岐阜商は、2年ぶりに行われた今年度の岐阜県高等学校総合体育大会(インターハイ予選)で準優勝に終わり、全国の舞台である夏の北信越総体出場を逃した。

 

 

思わぬ原因で実力発揮ならず

 

 優勝したのは大垣日大高。県高校総体を制したのは32年ぶりで、全国高校総体への出場も30年ぶりといううれしい勝利だった。県立岐阜商と大垣日大高は大会最終日、ベスト4リーグ2日目となる5月30日(日)の第1試合で顔を合わせた。1セット目21-25、2セット目22-25のストレートで敗れた県立岐阜商の辻裕作監督は、事実上の決勝となったこの試合を振り返って次のように話した。

 

「大垣日大高さんはサイドアタッカーの3人が昨年度のチームから残っており、そこの安定感がありました。県立岐阜商は結局、サーブレシーブが全然返らず、ハイボール(二段トス)での勝負になってしまい、分が悪かったです。追いついては離されてという展開で、終始主導権は向こうにあったゲームでした」。

 

 

結果的に大垣日大高は全勝。次には、岐南工と岐阜聖徳学園を下した県立岐阜商が続いた(岐阜聖徳学園が3位)。

 

 全国有数の大型チームだった昨年度のメンバーは大半が入れ替わり、サイズが小さくなった県立岐阜商。精度の高いサーブレシーブから、速い攻撃を展開するスタイルを目指してここまで取り組みを進めてきたが、「今大会で言えば、30%も出せなかったかな、というところです。責任を感じます」と、辻監督は語る。原因は何だったのだろうか。

 

 思うような形で攻撃できなかった一つの要因は、誰を責めることもできないものだった。昨年度からリベロを務めるチームの守護神、大野莉久(3年)のクラスに1人、新型コロナウイルス感染の疑いが持ち上がり、大野は準々決勝とベスト4リーグが行われた5月29、30日ともに自宅待機を命じられていたのである。

 

「もともとフルメンバーで予選を戦えるとは思っておらず、『誰かが抜ける可能性も十分あるよ』ということは話していました。ですから、1人いないからといって動揺していたわけではないのですが、そこがブレてしまいました。いずれにしても、サーブレシーブが崩されることは想定しなければいけない中で、実際に崩れたときのチーム作りがうまくいっていなかった、ということです」(辻監督)

 

 

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発展途上のチームスタイルが招いた迷い

 

 ラリー中に速いトスから攻撃ができるように、というスタイルを掲げていたがために選択を誤った部分も反省点にあがる。力のある相手エースに対し、県立岐阜商は2枚ブロックとクロスのレシーブで対応しようとしていた。つないだボールをスピーディーにレフトへ流して、加島仁主将や熊野友也(共に3年)らが叩くパターンを想定していたからである。

レフトエースが3枚ブロックに参加すると、そこから切り返しで速いレフト平行を打ち切ることは難しくなってしまう。しかし、敗れた試合ではそもそも自分たちの攻撃に持ち込む前に、相手がクロスへ放った強打を十分につなぐことができなかった。

 

「(戦い方を)切り替えなければいけませんでした。そこも反省ですね。今度は3枚ブロックにいっても、そこからのラリー展開でスピードを出せるようにしなければ」。監督の分析は続く。「セッターも“県岐商”という立場上、負けられないプレッシャーの中で安全に、(トスを)上げやすい方ばかりを選択してしまい、単調なバレーになりました。Bパス(少し乱れたパス)になってしまうとクイックがほとんど使えず、ライトサイドの攻撃も少なくなってしまいました」

 

 振り返れば、はっきり見えてくるものがある。やるべきことは、もう描かれ始めている。

 

 

基本から見直して目標への道を歩む

 

 セッターの野田拓臣(2年)は中学3年生時にJOC杯で岐阜県勢初のベスト8入りに貢献するなど、決して経験のない選手ではないうえ、ミドルブロッカーやセッター対角も力は十分。悔しい敗戦を機に、これからはじっくりとチームを作り直して春高予選に備えることとなる。

 

「へこんでいるヒマはありません。大会も続きますし、最後はやはり春高ですから。本来であればスケジュール的に過密なところを、基本から見直す時間をいただいたと思っています」(辻監督)。悔しい思いをした選手たちもすでに前を向いており、チームとしての伸びしろは申し分ない。「春高ベスト4」という目標を変えることなく、思わぬ逆風にも負けず、一歩ずつ県立岐阜商の進歩は続いていく。

 

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