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[ユーロ2021]ポーランドが自国開催で銅メダル獲得

  • 海外ニュース
  • 2021.09.20

 男子ヨーロッパ選手権は現地9月19日にカトヴィツェ(ポーランド)で大会最終日が行われ、3位決定戦でポーランドがセルビアを3-0(25-22,26-16,25-22)で下し、銅メダルを手にした。

(文中のポジション表記/OH:アウトサイドヒッター、MB:ミドルブロッカー、OP:オポジット、S:セッター、L:リベロ)(Photo:CEV)

 

<快勝で大会を終えたポーランド>

 

 自国開催ながら前日の準決勝ではスロベニアに逆転負け(1-3)を喫したポーランド。その悔しさを振り払うようなストレート勝ちだった。第1セットでは序盤でMBヤクプ・コハノフスキのクイックを皮切りに4連続得点で6-3とリード。

 

 中盤ではサーブのミスが続いたことでブレイクを奪えず、競り合う展開となったが、14-15からキャプテンのOHミハウ・クビアクが壮絶なラリーの最後でブロックポイント。駆けつけた大勢のファンのボルテージが一気に高まる。20-19からはコハノフスキのサービスエースなど3連続得点でつきはなし、セットを先取する。

 

<ドライブをかけたサーブでチャンスを呼び込むコハノフスキ>

 

 熱狂的なポーランド人たちがアンセム『SEVEN NATION ARMY』を奏でる中、第2セットは6-5からポーランドはMBピヨトル・ノバコフスキがセルビアのOHウロシュ・コバチェビッチのアタックを2本連続でブロックシャットするなど、5連続得点。その後はOHウィルフレド・レオンを中心に得点を重ねると、終盤では2枚替えで投入されたOPウーカシュ・カチュマレクが豪快なバックアタックを決めて大差でセットを獲得する。

 

<セルビアのコバチェビッチ(写真左)とポーランドの攻防>

 

 第3セットはセルビアがOHマルコ・イボビッチのアタックとサービスエースで食らいつくも、ポーランドは19-17からMBマテウシュ・ビエニエクが2本連続でサービスエースを決める。セルビアの猛追もあり22-22の同点となったが、相手のサーブミスからサイドアウトを得たポーランドはレオンが時速122キロの弾丸サーブを突き刺し、セットポイントに到達。最後はクビアクがラリーを制するビクトリーポイントを決めて、ポーランドが2大会連続の銅メダルに輝いた。

 

 自国開催での優勝とはならなかったが、表彰式ではクビアクがメンバー一人一人にメダルをかけ、観客席からは温かい拍手が送られた。

 

<ビエニエクを抱き込み、喜びを爆発させるクビアク(写真後ろ)>

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