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備一真が出場機会ほぼ0の高校生からV1上位のレシーバーに成長した背景

  • V1
  • 2022.03.17

◆ワタシのS6+1(プラスワン)/備 一真[大分三好ヴァイセアドラー]◆

 

 今季のV.LEAGUE DIVISION1 MEN(V1男子)におけるサーブレシーブ成功率の個人ランキングを見ると、山本智大(堺ブレイザーズ)や小川智大(ウルフドッグス名古屋)、本間隆太(ジェイテクトSTINGS)ら日本代表にも選出されたリベロたちの名前が並ぶが、その中で堂々と輝く新星がいる。大分三好ヴァイセアドラーのリベロ、備一真だ。

 

<備 一真(そなえ・かずま)/1998年1月6日生まれ/身長167㎝/最高到達点284㎝/鹿児島商高(鹿児島)→大同大→大同特殊鋼レッドスター→大分三好ヴァイセアドラー/リベロ>

 

不完全燃焼だった高校時代を経て

 

 自身にとってVリーグは2シーズン目。昨季はV2男子の大同特殊鋼レッドスターでプレーし、ルーキーながらサーブレシーブ成功率81.0%をマークし、サーブレシーブ賞を受賞。そうして大分三好に移籍すると、そのパフォーマンスをトップリーグでも存分に発揮している。

 

 興味深いのは、高校時代の彼は出場機会がほぼ皆無だったこと。地元・鹿児島県の強豪である鹿児島商高で過ごしたが、「最後の春高で、リリーフサーバーで出たくらい」(備)だという。飛躍のきっかけをつかんだのは、高校を卒業し、東海大学リーグの大同大へ進学してからだ。

 

 場合によっては、出番がなかった高校生活で競技から身を引くこともありえた。それでも、「自分に声をかけてくれた大学で4年間頑張って、見返してやりたい」という思いで進学を決意する。そんな備に、大同大を率いる山田雄太監督はサポートを惜しまなかった。

 

 「自分が入学したときから山田先生は、『技術に関して、それほど教えることはできない。けれども“うまくなりたい”“4年間で見返したい”という思いを持ったお前に練習場所を提供することはできる』と言ってくださっていたんです」(備)

 

 ほかの部活の練習がキャンセルとなり急遽、体育館が使用できるとなれば、たとえバレーボール部がオフであろうと備に連絡が入った。そうして自主練習に励むことができたのである。

 

 

【写真】2021-22シーズンの備一真選手

 

 

<東海大学リーグきってのリベロへと成長した大同大時代>

 

 

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