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春高2024

福山汰一のタテヨココネクション【Vリーガーミニ相関図】

  • V1
  • 2022.08.03

 

 Vリーグの舞台で活躍する選手たちの学生時代の対戦経験や先輩後輩のつながりなどを振り返る「Vリーガーのタテヨココネクション」。8月14日(日)に開催される『ハイキュー!!』×V.LEAGUE ALLSTAR SPECIAL MATCH “THE VOLLEYBALL”に出場する選手を紹介中。最終回はAチームで出場するジェイテクトSTINGSの福山汰一をご紹介します。

 

 1993年生まれ、熊本県熊本市出身の福山は、地元の鎮西高に入学します。同校は2021年のインターハイで優勝、今年の春高バレーで準優勝をしており、全国屈指の強豪校です。先輩には朝日健太郎(元・サントリー)、諸隈直樹(元・豊田合成)、田尻慎太郎(元・大分三好)、池田隼平(ビーチ)、後輩には西田寛基、鍬田憲伸(ともにサントリー)、赤星伸城(堺)、宮浦健人(ジェイテクト)、山田航旗(VC長野)らがおり、多くのVリーガーを輩出しています。

 

鎮西高時代の福山汰一

 

 福山は高校1年時に、2010年の第41回春高バレー(この大会まで選抜優勝大会でした)に出場。3回戦では、藤中謙也(サントリー)がエースとして活躍する宇部商高(山口)に勝利を収め、決勝までコマを進めます。しかし、鎮西高の優勝を阻んだのは柳田将洋、関田誠大(ともにジェイテクト)、手塚奨(元・富士通)を擁し、この大会で初優勝を飾った東洋高でした。

 

春高決勝で対戦した東洋高時代の柳田将洋

 

 同年の沖縄インターハイにも出場した福山は、2回戦で再び宇部商高と対戦するも、今度は藤中がリベンジを果たして勝利。宇部商高はその後も勝ち進み、見事優勝を果たしました。

 

 翌2011年に行われた第63回春高バレー(この大会から選手権大会となりました)に出場した福山は、準々決勝で伊賀亮平(パナソニック)、椿芽久(VC長野)らの在籍した駿台学園高(東京)に勝利。続く準決勝で東洋高と再び激突。今度は鎮西高がリベンジを果たし、2年連続で決勝へ進出します。決勝の相手は、山本湧(元・サントリー)、高橋拓也(元・WD名古屋)、栗山英之(東京GB)、冨田直人(元・東京FC)らのいた東亜学園高(東京)。鎮西高はフルセットにもつれ込む激闘に敗れ、惜しくも2年連続の準優勝でした。

 

ブロックに跳ぶ東亜学園の高橋拓也、山本湧、冨田直人

 

 藤中とは高校3年時、2012年の第64回春高バレー3回戦でも対戦しており、再び宇部商高が勝利。福山と藤中は高校時代に全国の舞台でしのぎを削ったライバルと言えるでしょう。また、この年の全日本高校選抜タイ遠征のメンバーに藤中、関田、栗山、今村貴彦(パナソニック)らとともに選出され、ライバルたちが今度はチームメートとして戦いました。

 

日向学院高時代の今村貴彦

 

 福山はその後、早稲田大に進みます。同大出身のVリーガーは本間隆太(ジェイテクト)、山口頌平(堺)、喜入祥充(サントリー)、鵜野幸也(堺)、藤中優斗、宮浦健人、村山豪(ともにジェイテクト)、堀江友裕(堺)、上條レイモンド(東レ)らがおり、チームメート、ライバルとして戦っています。

 

 大学4年時、2015年の全日本インカレ準々決勝では、手原紳(東京GB)のいた龍谷大に勝利。続く準決勝で今村、関田や石川祐希(ミラノ[イタリア])、大竹壱青(パナソニック)らを擁する中央大に敗れ、明治大との3位決定戦を制し、大会を終えました。福山はベストスコアラー賞、ブロック賞、サーブ賞を受賞し、個人三冠を達成。主将、大黒柱としての役割を果たしました。

 

多くのトッププレーヤーを輩出する中央大

 

 コート上ではブロックやクイックで存在感を発揮したかと思えば、ゲーム実況を行うYouTubeでも注目を集め、ファンを楽しませてくれる福山。ハイキュー!!×Vリーグスペシャルマッチではどのように観客を魅了するのか期待がかかります。

 

 

福山汰一(ふくやま・たいち)

ジェイテクトSTINGS/ミドルブロッカー/身長191cm/1993年12月20日生まれ/熊本県熊本市出身/鎮西高→早稲田大

 

■タテヨココネクション『ハイキュー!!』スペシャルマッチ出場選手編

迫田郭志選手と池田幸太選手のタテヨココネクション

藤中謙也、優斗、颯志3兄弟のタテヨココネクション

真子康佑のタテヨココネクション

山田滉太のタテヨココネクション

 

 

【次ページ】福山汰一選手らの高校時代などの貴重写真

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