【バレー】「熱いですね!」 元・ジェイテクトの小林光輝が母校・松本国際高でコーチとして初の全国大会に
- 国内リーグ
- 2022.08.05
令和4年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)が8月4日(水)から香川県で始まった。4日には予選グループ戦が行われ、3年前のインターハイを制した松本国際高(長野)も決勝トーナメント進出を決めている。そのベンチには昨年度までVリーグのジェイテクトSTINGSでプレーしていた小林光輝の姿があった。
もともと教員志望だったという小林は昨シーズンかぎりで現役を引退し、今年の春から母校の松本国際高へ。壬生裕之監督の隣で、指導に携わる。コーチとして始めて臨む全国大会。選手の時代とは違う心持で、試合と向き合っている。
「やはり気持ちの面で違いますね。プレーがどうこうよりも、選手たちに頑張ってほしい、と感情移入しながら見ています(笑)」
予選グループ戦ではコーチという立場からは初めて全国大会での勝利を味わった。試合後にはセッターの小金葉へ、細かくアドバイスを送る姿も。元々リベロだった3年生の小金は今季からセッターに転向し、「経験がない分、わからないこともあるまま上げていると思いますが、ゲームの作り方などを一緒に取り組んでいきたいと思います」と小林“コーチ”。競技経験を通じて学んだことを、しっかりと伝えていく考えだ。
自身が高校生のころは、校名も前身の創造学園高だった。それでも、懐かしさを感じると同時に、胸にはこみあげるものがある。
「熱いです!! ほんとうに熱い」
母校で送る第二の人生、ホットな戦いが始まった。
(取材・写真/坂口功将〔編集部〕)
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