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春高2024

ヴォレアスの新司令塔 山岸隼 「落ち着いて戦術を遂行できるセッター」と指揮官も評価

  • 編集部取材
  • 2022.12.14

 

 

 2022-23 Vリーグはすべてのカテゴリーで年内の戦いを終えた。V2男子で現在、7勝1敗で首位に立つのはヴォレアス北海道。昨季はV・チャレンジマッチ(入替戦)に進み、悲願のV1昇格まであと一歩に迫った。そのチームを今季、セッターとして操るのが山岸隼である。

 

 

山岸隼(やまぎし・じゅん/1999年8月3日生まれ/身長185㎝/最高到達点330㎝/東山高〔京都〕→中央大→VC長野トライデンツ→ヴォレアス北海道/セッター)

 

VC長野に内定選手として加入し、ヴォレアスと対戦も

 

 11月5日、2022-23 V2男子開幕戦。ヴォレアスは大同特殊鋼レッドスターにストレート勝ちを収め、シーズンのスタートを切った。チーム創設時から目指すV1の舞台へ再び歩みを始めたわけだが、その顔ぶれはこれまでとはまるで違う。昨季限りでエースの越川優(現役引退)、リベロの渡辺俊介(ブカレスト〔ルーマニア〕へ移籍)そして、セッターの浜田翔太(退団/移籍希望)といった面々がチームを去ったからだ。

 昨季に続いてキャプテンを務める佐々木博秋も「新生・ヴォレアス」と表現する。しかも、開幕戦を戦ったオーダーは「練習試合でもプレシーズンマッチでもやったことがない」(佐々木)ものだった。

 

 このオフシーズンには、V1のサントリーサンバーズに所属する樫村大仁のレンタル移籍も含め、新外国籍選手のマキネン・ペェトゥ(フィンランド)など積極的な選手補強を敢行した。その中の一人が、セッターの山岸隼だ。

 山岸は昨季、内定選手としてV1のVC長野トライデンツに加入し、V・チャレンジマッチではヴォレアスと対戦している。2日間でともにフルセット、最終的に得失点差でVC長野が残留を果たすという壮絶な試合の当事者だった。

 

 

これまでとは違う顔ぶれが並ぶ今季のヴォレアス

 

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