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春高2025

【燃ゆる感動かごしま国体】決勝進出を争う少年女子8チームの戦力をチェック

  • 学生
  • 2023.10.10

鹿児島県で開催されている特別国民体育大会(燃ゆる感動かごしま国体)、少年女子のバレーボール競技のトーナメント2回戦が109日(月・祝)に西原商会アリーナ(鹿児島アリーナ)で行われ、ベスト8が出そろった。10日(火)にまずは準々決勝を戦う8チームの注目ポイントをチェックしよう

 

 

河俣心海(東京都)

 

東京都(下北沢成徳高単独)対福井県(福井工大附福井高単独)

 インターハイを制した下北沢成徳高単独チームの東京都は、初戦の2回戦で東九州龍谷高単独チームの大分県にストレート勝ち。リベロの内澤明未キャプテン以外は2年生中心のチームで、身長180㎝台の選手を3人擁する高さで圧倒する。エースのイェーモンミャと対角を組む後藤ビビアン愛音はインターハイのケガから復帰。狙うは今季2度目のタイトルだ。

 

 北信越女王の福井工大附福井高単独チームの福井県は、2回戦で地元・鹿児島県にフルセットの末に勝利。今年2月の全日本ジュニアオールスタードリームマッチに出場した2年生セッター三田村美里の多彩なトスワークから、スパイカー陣が攻撃を展開する。東京都の強打に対応し、いかに持ち味を発揮できるかがポイント。

 

宮崎県(宮崎日大高、都城商高、延岡学園高)対北海道(旭川実高、札幌大谷高、札幌山の手高)

 1回戦の兵庫県戦に続き、宮崎県は2回戦のインターハイベスト4の進徳女高が中心の広島県とのフルセットも制した。伝統の粘り強い守りから、今夏のインターハイを経験した宮崎日大高の松田真結子らがポイントゲッターとして力を発揮する。今大会に出場する3校の部員が駆けつけ、大迫力の応援を見せた。

 

 北海道は、昨年はU18日本代表でアジアを、そして今年はU19日本代表で世界を経験した旭川実高の笠井季璃が絶対的な柱。世代トップクラスのパフォーマンスを見せるプレーはもちろん、劣勢時にも笑顔で仲間を包むリーダーシップも魅力。笠井が不在の間に地元のインターハイを戦った旭川実高の仲間たちや、全国高校選抜の川嶋琉姫(札幌山の手高)らとともに、目指すは頂点だ。

 

 

笠井季璃(北海道)

 

 

愛知県(誠信高、豊川高、三好高、人間環境大附岡崎高)対岡山県(就実高、岡山理大付高、山陽学園高)

 インターハイでは決勝トーナメント2回戦敗退と悔しさを味わった誠信高が中心の愛知県が、ベスト8入り。昨年U18日本代表のセッター吉田紗奈衣のトスがリズムをつくり、スパイカーが躍動する。2回戦では昨年優勝校の古川学園高単独チームの宮城県をストレートで下した。誠信高が掲げる「お祭りバレー」を全国の舞台でも明るく体現。

 

 岡山県は昨年国体準優勝を経験した就実高のリベロ井上凜香キャプテン、エース福村心優美、その対角の髙橋凪がチームの核。身長175㎝のルーキー比留間美晴ら大型選手も加わり、インターハイではポテンシャルの高さを感じさせたが、準々決勝では優勝した下北沢成徳高に悔しい敗戦。雪辱に燃えるチームだ。

 

 

福村心優美(岡山県)

 

大阪府(金蘭会高単独)対福島県(郡山女大附高、白河高)

 インターハイの決勝トーナメント2回戦で涙の敗戦を喫し、大阪府代表として出場する金蘭会高の選手たちは、並々ならぬ思いで今大会に臨む。エース上村杏菜はベンチを外れるが、同大会ではU19日本代表に参加して不在だったアウトサイドヒッター大森咲愛、リベロ西川凜がカムバック。西村美波、馬場柚希らタレントぞろいのメンバーが、その実力を発揮する。

 

 郡山女大附高の選手たちが中心の福島県は、Vリーグやオランダ代表でも指導経験が豊富な佐藤浩明監督のもと、コートの幅をいっぱいに使った型にはまらない攻撃を展開。インターハイではジャイアントキリングを掲げるも決勝トーナメント2回戦で敗れており、胸を躍らせて大阪府と戦う。

 

 

西村美波(大阪府)

 

 

文/田中風太(編集部)

写真/前田一星

 

10月10日試合予定】

会場:西原商会アリーナ(鹿児島市)

 

準々決勝

東京都-福井県

 

宮崎県北海道

 

愛知県岡山県

 

大阪府福島県

 

5・7位決定戦、準決勝

 

 この大会は鹿児島県で2020年に開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となり延期されていた大会。バレーボール競技は108日(日)~11日(水)に、少年男子は南栄リース桜島アリーナと西原商会アリーナ(ともに鹿児島市)、少年女子は西原商会アリーナで行われ、それぞれ24チームが出場している。

 

 

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【次ページ】燃ゆる感動かごしま国体(少年女子)トーナメント表

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