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金メダルをかける姿を見逃すな! サントリーがテストマッチと会見を実施

  • V1
  • 2023.10.11

 

駆けつけたファンにあいさつするメンバーたち

 

 

目標は国内タイトルだけでなく世界のタイトルも

 

 続いて栗原圭介GMと山村宏太監督、大宅主将、ムセルスキー、アライン、藤中(颯)の4選手が記者会見場に姿を現した。今回はチームの新しい試みとして、記者会見場に多くのファンも同席し、会見の様子を見守った。

 

 栗原GMは今シーズンについて「サントリーサンバーズ創立50周年を迎える今年、国内3大大会(Vリーグ、天皇杯、黒鷲旗)の制覇ももちろんですが、12月にアジア代表として出場する世界クラブ選手権のメダル獲得を大きな目標に戦っていきます」と意気込みを語った。

 

 山村監督は、昨シーズンとのチームの違いに関して、「今シーズンから新しくフランスのオリビエ(・キャット)コーチを招へいしたことにより、細かいデータ分析を駆使したディフェンス戦術の強化に取り組んでいます。昨シーズンまでの、自分たちのバレーボールスタイルを徹底するというかたちと違い、玄人好みのおもしろいバレーを展開していけると思いますよ」と笑みを浮かべた。

 

 記者会見の中では、ファンからの質問に選手がホワイトボードを使って回答する場面もあり、「今シーズンの見て欲しいところ」というお題では大宅主将とムセルスキーがそろって「金メダルをかける姿(世界クラブ選手権とVリーグのタイトル)」と回答。今シーズンの王者奪還&世界一に向けての決意を表した。

 

大宅主将の決意“今、自分が輝ける場所で輝く”

 

ホワイトボードを掲げて回答する大宅主将

 

 会見終了後の個別取材では、大宅主将は自身の状態に関して

 

 「日本代表を外れたことで、正直バレーボールへのモチベーションが一度なくなりかけたのは事実。あまりいい状態ではありませんでした。ただ、今、自分が輝ける場所は代表にはなくサンバーズだけなので、もう一度あらためてバレーボールを楽しみたいですね。自分がどれだけバレーボールを愛して、サンバーズを愛して、バレーできるかというところがいちばん大事なのかな、と考えています。その先にV(リーグ)の頂点や世界クラブ選手権の表彰台があると思います。

 

 代表に関しては、オリンピック前年にメンバーに入っていない厳しさはわかっているのですが、自分を十分に表現することで、限りなくわずかな可能性にかけたいな、という気持ちでいます」と語り、その目は静かながらも、日本代表やサントリーに向けた強い思いに燃えていた。

 

2023-24 V.LEAGUE DIVISION1 MEN、開幕迫る

 

 開幕までにどこまで完成度を高めてくるのか、そして、世界へ挑戦するなかでチームとしてどのような成長を遂げていくのか。その先に大宅主将が表彰台に登る姿が待っていることを思い浮かべると、今シーズンのサントリーの戦いぶりが楽しみでならない。

 

取材/島原隼人

 

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