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春高2024

【下北沢成徳高2年生エース対談 イェーモン ミャ×後藤ビビアン愛音】全国二冠にも慢心はなし

  • 学生バレー
  • 2023.11.18

 

——今季からアウトサイドヒッターのレギュラーとして戦うお二人ですが、出会いは覚えていますか?

 

後藤 気づいてないと思いますが、モンを初めて見たのは中学3年生時の全中です。私はみんなとは違う中学校(東陽中〔愛知〕)で、北沢中(東京)を見て「すごい。でかい!」と思って。そのときはまさか自分が同じチームに入るとは思っていませんでした。モンは背番号5番だよね? プレーは見ていませんが、身長や名前がすごく印象的でした。

 

モン 当時、ビビ(後藤)のことは知らなかったです。初めて会ったのは下北沢成徳高の体験練習だよね。同じポジションで、すごいパワーの人だなと思いました。いい選手だな、って(笑)

 

後藤 何目線だよ(笑) 成徳はみんなレベルが高く、一球に対して今までに感じたことがない思いがあって。「楽しい。成徳に入ってよかった!」って何回も、何回も思います。

 

——1年生時、お二人は試合に出ていませんでしたが、当時の経験はどう生きていますか?

 

モン 自分たちは練習でBチームに入っていました。楽しかったよね?

 

後藤 うん、めっちゃ楽しかった! Aチームとの試合では、ただ「ぶち抜くぞ!」「おりゃー!」って感じで打っていました(笑)

 

モン 打球の威力が先輩たちと比べて全然なかったので。とにかくしっかりとトレーニングをして、力をつけないと、という思いでした。


 

後藤 中学生のときはただコートの下に打ちつけて決めるという考えしかありませんでした。でも、自分は身長が低いので、高いブロックを利用して(コートの外に)出すとか、考え方を変えてスパイクを打つようになりました。1年生のときのことって覚えてる?

 

モン いや、あまり覚えていない(笑) 

 

後藤 ごめんなさい。覚えていないんですよ! 過去にはこだわらないので(笑)

 

——今年度から対角を組んでいますが、お互いにどんな存在ですか?

 

モン 試合では同じポジションは自分たちしかいないので、技術面で気づいたことを共有していますし、いい仲間だと思います。


 

後藤 うまくいかなかったり、あまりいいプレーができないときは「こうするといいよ」と言ってくれて。モンに言われたことを意識してみたらうまくいくので、いつもありがとうございますという気持ちです。

 

——どんなアドバイスを受けていますか?

 

後藤 言われていることは同じで。「なんでやらないの?」と怒られているんですけど(笑) 例えば、スパイクでは助走の踏み込みをもっと意識してみて、とか。基本的なこともですし、いろいろと教えてくれます。

 

モン それって、たまになのかな?

 

後藤 いや、毎回ですね…(笑) でも、私からモンに言うと納得がいかないみたいで。「ほんとうに思っている?」「考えているの?」って言われます(笑)

 

モン 自分でも考えているので。でも、ありがとう(笑)

 

——「スパイクの研究が好き」というモンさんならではですね

 

後藤 昨日も練習中にひらめいていました。スパイクの助走で前日より踏み込んでいるな、と思っていたら、「わかった。こうすればいいんだ!」と言っていました。

 

モン コツを見つけたらすぐ人に言いたくなって。ビビにもそうだし、(1年生アウトサイドヒッターの荻野)明花にもすぐに共有します。スパイクの威力があまりないと思っていたときに、助走のスピードが落ちているのと、(ボールより)先に入ってしまっているから、もっとためればいいんだと気づきました。

 

——後藤さんは優勝した今年のインターハイでは、準々決勝でねんざ。同大会ではその後、試合に出ることができませんでした

 

後藤 ケガをしたときは「大丈夫でしょ」と思っていたんです。でも、思うように足が動かなくて。

 

 インターハイ予選が終わって、本戦で日本一を取るという目標に向かって頑張ってきたので、少し悔しくて泣いてしまいましたが、ケガをしたことはしかたがないと受け入れて。自分の代わりに入った明花にいいプレーをしてもらうために、しっかりとサポートしようという気持ちでした。


 

モン そんなに大きなケガだとは思いませんでした。あのときは試合に勝つことしか考えていなかったです。

 

後藤 もしモンがケガをしても、自分もそうなると思います。「勝つしかないでしょ!」って。

 

モン 勝つだけ。自分たちの目的、目標はぶれない。

 

後藤 決勝のモンの活躍はほんとうにその言葉のとおりで。絶対に「勝つ!」というプレーでした。

 

ケガを乗り越え、国体で復帰を果たした後藤(左から2番目)

 

 

——国体予選もスタンドから見守りましたが、練習ができない間に感じたことは何ですか?

 

後藤 いつもはがむしゃらにプレーするだけでしたが、休んでからは考え方を変えることができて。「こうすればもっとうまくできる。チームもよくなる」と思うようになりました。いちばんは「今、バレーボールができることに感謝しないといけない」と思います。

 

モン 「バレーができていることに感謝するわ」ってよく言っています。

 

後藤 私、独り言が多くて。練習や学校、いろんな場面で…。でも、独り言が多いのはお互いさまか(笑) モンはプレーについて、私は感謝する、って(笑) 性格はほんとうに違うんです。

 

——シーズンは終盤を迎え、いよいよ春高予選が行われます

 

モン もっと詰めていかないといけない部分はあります。自分たちは来年もあるので、それにもつながるような春高予選や春高にできれば、と思います。

 

後藤 3年生は最後だし、予選で勝てば12年生にとっては初めての春高です。まずは自分たちが今までやってきたことを信じて、最大限に力を発揮できるように準備していきます。

 

——周囲からは三冠の期待も大きいと思います。プレッシャーはありますか?

 

後藤 あまり感じないです。

 

モン プレッシャーも楽しみ。いろんな人に見てもらえると思うので、見ている人の心を動かしたいです。

 

後藤 最近のミーティングでも話したよね。モンが言ったように、応援してくれる人や保護者の皆さん、支えてくださる人だったり。成徳のバレーで心を動かしたいって。

 

モン 以前から思っていましたが、最近さらに思うようになってきました。春高予選でもたくさんの方が応援に来てくれるので、なるべく多くの人に成徳のバレーを応援したいと思ってもらいたい。そして、小中学生たちに憧れを持ってもらえたら、自分がバレーボールをしている意味があると思います。

 

まずは昨年敗れた東京都代表決定戦で、本戦の切符をつかむ

 

取材・写真/田中風太(編集部)

 

イェーモン ミャ

身長175㎝/最高到達点300㎝/北沢中出身/アウトサイドヒッター

 

後藤ビビアン愛音

ごとう・びびあんあいね/身長172㎝/最高到達点295㎝/東陽中出身/アウトサイドヒッター

 

対談中に2人が繰り返したのは「ここは通過点」という言葉。目先の結果にとらわれない理由とは? 国体のレポートは発売中の月刊バレーボール12月号をチェック。

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■春高2024女子出場チーム

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