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世界一を決めよう。サントリーサンバーズが臨む世界クラブ選手権の見どころは? 鳥人たちの競演にも注目

  • V1
  • 2023.12.05

 バレーボールの「FIVB世界クラブ男子選手権大会2023」は現地126日にインドのバンガロールで開幕する。世界各国の強豪クラブが集うこの大会に、日本のVリーグからはサントリーサンバーズが参加する。山村宏太監督が「3位以上を狙う」と話す、この世界クラブ選手権はどんな大会になるのだろうか。

 

アジアクラブ王者として今大会に臨むサントリー

 

 

世界ナンバーワンを決める大会

 

 FIVB(国際バレーボール連盟)が主催する「世界クラブ選手権」。男子は1989年に、女子は91年にスタートし、その名のとおり“クラブ世界一”を決める大会として実施されている(過去には開催されていない時期やコロナ禍による中止も)。

 日本勢では男子の13年大会にパナソニックパンサーズが招待枠で出場、女子は17年に日本で初めて開催され、「サロンパスカップ」と銘打たれた大会に久光スプリングスとNECレッドロケッツが参加した。

 出場チームは欧州、アジア、南米といった各大陸のクラブ選手権王者と、それに準ずるチームがワイルドカードとして、ほかに開催地枠が設けられているのがもっぱらだ。

 

 今回、サントリーが参加する23年大会は6チームで争われる。サントリーは今年5月にバーレーンで行われたアジアクラブ選手権を制覇し、出場権を獲得。堂々のアジアチャンピオンとして、インドの地に臨む。

 まずは3チーム2組に分けられた予選ラウンド(1試合総当たり)を戦い、各組上位2チームに入れば、決勝トーナメント(準決勝、決勝、3位決定戦)へと進む。

 

 

サントリーの大砲ドミトリー・ムセルスキー(ロシア)は自国のクラブ、ベルゴロド在籍時の14年大会で優勝とMVPに輝いている(写真後列右端/Photo:FIVB)

 

 

サントリーの対戦相手にはオリンピック金メダリストの姿も

 

 その予選ラウンドで、サントリーは現地6日にハルクバンク、7日にクルゼイロと対戦する。

 ハルクバンクはトルコリーグの強豪チームで、時速130キロを超える弾丸サーブが代名詞の“フライングダッチマン”ニミル・アブデルアジズ(オランダ)がエースを務める。そこに今季からは東京2020オリンピック金メダリストのイアルバン・ヌガペト(フランス)が加わった。ライトからニミルが豪快に、レフトからヌガペトが器用に、得点を呼び込むシーンが見られそうだ。

 

 続いてクルゼイロも、クラブバレーボール界では言わずと知れた強豪チーム。世界クラブ選手権では過去4度の優勝を飾っている。基本的にブラジル籍選手が並び、そのなかには世界で指折りのスコアラーとして名を馳せたバラセ・デソウザや、現在37歳ながら今なお第一戦に立つベテランミドルブロッカーのルーカス・サートカンプ(ともにブラジル)の名前も。南米クラブ王者として参加する今大会では、自国開催で歓喜した21年大会以来の金メダル獲得を目指す。

 

 サントリーにとっては、いずれも未知の相手。メダル獲得へは予選ラウンド突破が最初にクリアすべき壁となるが、それは決して低いものではない。

 

代表戦では日本にとって馴染みも増したニミル(奥)。クラブチームでの姿にも注目だ(Photo:CEV)

  

 

【次ページ】バレーボールシーンを席巻する“鳥人”たちの競演

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