女子は筑波大、男子は早稲田大が優勝 黒鷲旗JVA第73回全日本選抜大会
- V女子
- 2025.05.06
筑波大【写真:月刊バレーボール】
黒鷲旗 JVA第73回全日本バレーボール選抜大会の最終日、男女の3位決定戦と決勝が5月6日(火・振)にAsueアリーナ大阪(大阪)で開催され、女子は筑波大、男子は早稲田大が優勝を手にした。
女子決勝は筑波大とブレス浜松が対戦。両チームはグループ戦で対戦しており、そのときは筑波大が2-1で勝利していた。第1セットの序盤はブレス浜松が先行するが、筑波大が逆転に成功して流れをつかむと、続く第2、第3セットも連取し、ストレート勝ちで優勝を果たした。
男子決勝は富士通カワサキレッドスピリッツと早稲田大が対戦。今大会ここまで失セット0で勝ち上がってきた早稲田大が2セットを連取すると、あとがなくなった富士通が意地を見せて3セット目を奪い返した。しかし4セット目は序盤から流れをつかんだ早稲田大が試合を優位に進め、3-1で勝利し優勝を手にした。
なお3位決定戦女子では、金蘭会高が倉敷アブレイズを逆転で下して勝利。同男子は埼玉アザレアが日本体大とのフルセットを制した。
1952年にスタートした黒鷲旗はバレーボールの普及と競技力向上を目的に、トップチームに加えてクラブ、高校、大学のチームも参加し長年にわたって開催されてきた。しかし、大会の開催時期とトップチーム(SVリーグ)のスケジュールが重なり、出場が困難となったことなどから、今回が現行形式で行われる最後の大会となっていた。
早稲田大【写真:月刊バレーボール】
大会最終日の試合結果と個人賞は下記の通り。
<女子>
■決勝
筑波大 3-0 ブレス浜松
(25-21、25-21、25-20)
■3位決定戦
金蘭会高 3-2 倉敷アブレイズ
(14-25、19-25、25-19、25-12、16-14)
■個人賞
黒鷲賞 本田 凜(筑波大)
敢闘賞 早川京美(ブレス浜松)
若鷲賞 馬場柚希(金蘭会高)
ベスト6 本田 凜(筑波大)
熊谷仁依奈(筑波大)
大森咲愛(筑波大)
若泉佳穂(ブレス浜松)
早川京美(ブレス浜松)
馬場柚希(金蘭会高)
ベストリベロ賞 岡 日和(金蘭会高)
<男子>
■決勝
早稲田大 3-1 富士通カワサキレッドスピリッツ
(25-21、27-25、21-25、25-12)
■3位決定戦
埼玉アザレア 3-2 日本体大
(23-25、25-18、25-21、16-25、22-20)
■個人賞
黒鷲賞 前田凌吾(早稲田大)
敢闘賞 栁田百織(富士通)
若鷲賞 川野琢磨(早稲田大)
ベスト6 前田凌吾(早稲田大)
麻野堅斗(早稲田大)
佐藤遥斗(早稲田大)
栁田百織(富士通)
加藤大雄(富士通)
小松一哉(埼玉)
ベストリベロ賞 布台 聖(早稲田大)
■男子は早稲田大と富士通、女子は筑波大とブレス浜松が決勝へ 黒鷲旗JVA第73回全日本選抜大会
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