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宮下遥さんがヴィアティン三重バイスディレクター就任「地元三重で、ご縁を大切に」

写真右より、株式会社ヴィアティン三重ファミリークラブ常務取締役兼バレーボール事業部ディレクターの椎葉誠氏、宮下遥さん、代表取締役社長の後藤大介氏、同クラブと「スポーツを通じた地域振興に関する連携協定」を結ぶ三交不動産株式会社代表取締役社長の中村充孝氏【写真提供:ヴィアティン三重】

 写真右より、株式会社ヴィアティン三重ファミリークラブ常務取締役兼バレーボール事業部ディレクターの椎葉誠氏、宮下遥さん、代表取締役社長の後藤大介氏、同クラブと「スポーツを通じた地域振興に関する連携協定」を結ぶ三交不動産株式会社代表取締役社長の中村充孝氏

 

 

 昨年の黒鷲旗 全日本選抜大会での優勝を最後に現役から引退した宮下遥さんが、Vリーグに所属するヴィアティン三重の男女チームを運営する、ヴィアティン三重ファミリークラブ バレーボール事業部のバイスディレクターに就任。520日、同クラブのクラブハウスで就任記者会見が行われた。

 

 宮下さんは会見の冒頭で、「地元・三重でスポーツに関わる仕事に就けることを本当にうれしく思っています。たくさんの奇跡が詰まったこのご縁に本当に感謝しております」と笑顔であいさつ。「競技者としてトップリーグでプレーしてきた経験から、子どもたちを中心に地域の方々に、スポーツのよさ、バレーボールのすばらしさ、魅力をお伝えしていくことができればと思っています」と抱負を述べた。

 

 宮下さんは今後、バイスディレクターとして椎葉誠バレーボール事業部ディレクターを補佐する立場でヴィアティン三重の職務に就き、地域のスポーツ振興・青少年育成などに力を注いでゆく。

 

 三重県桑名市の出身で、現在クラブのホームタウン四日市市の観光大使を務める宮下さんは、県内の小学校を卒業後、地元を離れ、大阪国際大和田中(現大阪国際中)に進学。3年生時の2009年に岡山シーガルズに選手登録され、同年の黒鷲旗に148ヵ月で初出場。以来、同チーム一筋に選手生活を歩んできた。

 

 

会見で宮下さんは「地元・三重でスポーツに関わる仕事に就けることを本当にうれしく思っています」と語り、現役時代とは異なる柔らかな笑顔を見せた

 

 

 引退から1年間の空白を経て、新たなかたちでバレーボールに携わることなった宮下さん。ヴィアティン三重について、「“誰かのために”“地域のために”という思いを胸に活動しているクラブ」と語り、「自分のこれまでの経験を、クラブの経営にどのように生かしていくかをテーマに臨みたい」と意欲をみなぎらせている。

 

「小学校を卒業して、大阪の中学校に進学し、中学校を卒業したら高校でプレーするのがあたりまえのところを、そのまま岡山シーガルズに入団してVリーグで戦い、日本代表として海外のチームとも戦い、オリンピック(2016年リオデジャネイロ)も経験しました。現役を引退し、今、ヴィアティン三重で新たなお仕事をさせていただくことになりましたが、すべていいタイミングで、いいご縁に恵まれて歩んできたのだなと感じています。これからもそうしたご縁を大事にしていきたい」と、これまでのバレーボール人生を慈しむように言葉を紡いだ。

 

「小学生以来」という本当に久しぶりに地元・三重を拠点とした生活が始まる。アスリートから経営を担う一翼に。その転向は意外とも思えるが、15年間の競技人生において、数多くのアタッカー陣の能力を引き出す多彩なトスワークを披露してきた宮下さんだけに、広い視野と豊かなアイデアで、ヴィアティン三重というクラブの新たな価値を生み出してゆくことだろう。

 

写真提供/ヴィアティン三重

 

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