新スローガン「STRONG ROOTS」を掲げ 女子日本代表が始動
- 女子日本代表
- 2025.05.23
3年後のロサンゼルスオリンピックでのメダル獲得を目指して、新たなスタートを切った女子日本代表が5月22日、東京都内で会見を開き、30名の選手とフェルハト・アクバシュ新監督らが参加。今年度の国際大会に向けてそれぞれ意気込みを語った。
スローガンの「STRONG ROOTS」を発表したアクバシュ監督
会見冒頭、日本語であいさつしたトルコ出身のアクバシュ監督は「STRONG ROOTS」という今年度のスローガンを発表。「強い根っこをはる」という意味が込められ、「従来の日本のバレーボールをキープしながら若い選手の革新的なプレーを加える。道のりや到達は難しいが、挑戦して花を咲かせたい」と今後の展望を述べた。
新主将となった石川真佑
今年度は新たな戦力となる選手が多く選出された。なかでもSVリーグ女子で最優秀新人賞を獲得した佐藤淑乃や、今年の春高で優勝し、SVリーグで早くも活躍を見せた秋本美空ら、国際大会の経験が少ない選手の活躍にも期待がかかる。チームの中心となるのは新たに主将を務め、オリンピックを2大会連続で経験している石川真佑。自身の誕生日である今月14日に就任が発表されたばかりだ。石川は「それぞれのスキルのレベルアップや強いチームをつくることが大事。ロサンゼルスオリンピックに向けて最初のシーズンなので、うまくいくことやいかないことがたくさんありますが、チームが一つになっていい方向に向かっていけるように頑張っていきたい」と語った。また、登壇した30名がそれぞれアピールポイントと意気込みを口にした。なかには、打ち合わせバッチリな選手どうしの掛け合いも見られ、会見は和やかな雰囲気で行われた。
経験豊富な選手と新風を吹かせる若手が融合する女子日本代表
今年挑戦する国際大会であるVNLと世界選手権に向けて、アクバシュ監督は「強い核となるものを構築して最高の成績を残したい」と意気込む。VNLは来月から開幕。女子日本代表は6月4日(水)24時(現地時間11時)からオタワ(カナダ)で行われるオランダとの初戦を皮切りに、ロサンゼルスオリンピックへ向けて歩み始める。
写真:山岡邦彦(NBP)
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