天皇杯・皇后杯 JVA全日本選手権大会ファイナルラウンド男子はヴォレアス、女子は姫路が接戦を制して準々決勝に進出男女ともにSVリーグ勢がベスト8へ

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天皇杯・皇后杯 JVA全日本選手権大会ファイナルラウンド　男子はヴォレアス、女子は姫路が接戦を制して準々決勝に進出　男女ともにSVリーグ勢がベスト8へ

SV女子

2025.12.13

ヴォレアス北海道【写真：月刊バレーボール】

　12月13日（土）、令和7年度天皇杯・皇后杯 JVA全日本バレーボール選手権大会ファイナルラウンドの男女トーナメント3回戦計16試合（男女各8試合）が、東京都渋谷区の東京体育館で行われた。ファイナルラウンドは各ブロックラウンドを勝ち上がった男女各16チームに、2025-26 SVリーグに所属する（男子9、女子14）チームを加え、男子計25チーム、女子計30チームがトーナメントによって優勝が争われている。

　SVリーグ勢が登場した男子3回戦で、接戦となったのはヴォレアス北海道とVC長野トライデンツの対戦。両チームは今季リーグ戦で2度対戦し、いずれもヴォレアスが勝利を収めていたが、競り合いの展開となった第1セットをVC長野が先取。その後は交互にセットを取り合う展開となり、2-1でVC長野が王手。しかし、追い詰められたヴォレアスがジュースの末に第4セットを奪取すると流れをつかんだ。接戦の最終セットも制して準々決勝進出を決めた。

　そのほかの試合はすべてストレート決着となり、SVリーグ勢のサントリーサンバーズ大阪、広島サンダーズ、東京グレートベアーズ、ウルフドッグス名古屋、日本製鉄堺ブレイザーズ、東レアローズ静岡、ジェイテクトSTINGS愛知の7チームが、それぞれベスト8に進出した。

　一方、女子は注目されたのはSVリーグ対戦の2試合。

　クインシーズ刈谷とAstemoリヴァーレ茨城の対戦は、今季リーグ戦で2戦2勝の刈谷が序盤から主導権を握る展開。Astemoの得点を12点に抑えて第1セットを先取すると、その後も流れを渡さずストレート勝ちでベスト8進出を決めた。一方、ヴィクトリーナ姫路と岡山シーガルズの試合はフルセットにもつれる接戦。第1セットを先取した岡山は、30点を超える激戦となった第2セットも制して姫路を追い詰める。しかし、ここで姫路が覚醒。第3セット、第4セットと一方的な展開で奪い返すと、勢いそのまま第5セットも連取。大逆転でベスト8進出を決めた。

　そのほかの対戦は、SVリーグ勢が順当に勝利。大阪マーヴェラス、デンソーエアリービーズ、PFUブルーキャッツ石川かほく、NECレッドロケッツ川崎はストレートで、埼玉上尾メディックスとSAGA久光スプリングスは3-1で勝利し、準々決勝へと駒を進めた。

※大阪ブルテオンは12月16日（火）からブラジルで開催される2025男子世界クラブ選手権に出場するため、今大会の出場を辞退

クインシーズ刈谷【写真：月刊バレーボール】