gv-logo

春高2024

[イタリア22/23]第12節 ルーベのデセッコが母国アルゼンチンのサッカー世界一を喜ぶ

  • 海外ニュース
  • 2022.12.24

 

世界最高峰リーグと称されるイタリア・セリエAの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』。2022/23シーズンはレギュラーシーズン後半戦がスタートしました

(Photo:legavolley.it)

※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ、C…コーチ

 

 

アルゼンチンのサッカーワールドカップ制覇にデセッコ「とてもうれしい」

 [MATCH OF THE ROUND]

◆《第12節》ルーベ 30 ターラント

(25-20,25-22,35-33)〔現地12/18〕

◆《第8節》ルーベ 30 シエナ

(25-23,25-11,25-18)〔現地12/21〕

  サッカーのアルゼンチン代表のスター選手、“神の子”リオネル・メッシが世界一に輝き、“神”となった2022年サッカーワールドカップ・カタール大会。その決勝と同日、イタリアのチヴィタノーヴァ・マルケでレギュラーシーズン第12節(後半第1節)に臨んだルーベのSルチアノ・デセッコ(アルゼンチン)はその知らせを聞き、「サッカーのような大きなスポーツで母国が優勝したことはとてもうれしい。家に帰ったら、試合を見て興奮するだろうね」と語った。

 

 とはいえ、「いちばんはこの試合に勝てたこと」とデセッコ。試合ではOPイバン・ザイツェフ(イタリア)のチーム最多17得点を筆頭に、4選手の2桁得点を演出するなど、こちらも“神の所業”と称するにふさわしい組み立てを披露してみせた。

 

<ルーベのボットロ(右端)はコッパイタリアの初戦でぶつかるミラノへ警戒心を強めた>

 

 なお、ルーベは未消化だったシエナとの第8節でストレート勝ちを収め、前半戦終了時の順位を2位で確定させる。これによって、コッパイタリア初戦(準々決勝)はミラノとの対戦が決まった。1年前と同じ対戦カードとなり、そのときはミラノに軍配が上がった。第8節のMVPに輝いたOHマッティア・ボットロ(イタリア)は「自分たちも相手も1年前とは異なります。決して油断できない」と意気込んだ。

 

*****

◆《第12節》トレンティーノ 30 シエナ

(25-18,25-13,25-17)〔現地12/18〕

 敵地に乗り込んだトレンティーノはMBスレチコ・リシナツ(セルビア)が両チームを通して最多5本のブロックポイントをマークして、シエナを完封する。OHアレッサンドロ・ミキエレット(イタリア)が13得点をあげて、今季初のMVPに選ばれた。対するシエナは第2セットでトレンティーノにサーブレシーブ返球率90%を許すなど、攻めの姿勢が見られず。早くも白旗か?

<たくみに得点を重ねたミキエレット(コート奥右から2番目)>

 

◆《第12節》ペルージャ 30 モンツァ

(25-19,25-22,25-20)〔現地12/18〕

 2022年クラブ男子世界選手権を制したペルージャは、イタリアの地に帰還してからも好調をキープ。今節ではOHオレイ・プロトニスキ(ウクライナ)がチーム最多15得点、OPカミル・リキリチ(ルクセンブルク)が14得点、OHウィルフレド・レオン(ポーランド)が13得点と役者そろい踏みで、モンツァを一蹴した。

<プロトニスキはMVPの景品を手に照れ笑い>

 

◆《第12節》チステルナ 31 ミラノ

(26-24,22-25,28-26,25-21)〔現地12/17〕

 開幕戦で黒星を喫した相手にリベンジを果たしたいミラノはMBマルコ・ビテッリ(イタリア)がチーム最多4本、MBアグスティン・ロセル(アルゼンチン)が3本と計11本のブロックポイントを決める。だが、チステルナのOPペータル・ディルリッチ(クロアチア)が8本のブロックポイントを含む30得点をマークする暴れっぷり。個々のパフォーマンスや戦術もさることながら、ミラノのロベルト・ピアッツァ監督は「危惧していたとおりの試合となってしまった。気迫は笑顔を生み出すものだが、それが十分に感じられなかった」と、戦う姿勢の不足を強調した。

<ミラノの前に立ちはだかったチステルナ。リベンジを許さず>

 

◆《第12節》ピアチェンツァ 31 ヴェローナ

(25-21,23-25,25-23,25-23)〔現地12/17〕

 アウェーのピアチェンツァはOHイオアンディ・レアル(ブラジル)がチーム最多23得点をあげたほか、OPユーリ・ロマノ(イタリア)が最多4本のサービスエース、Sアントワーヌ・ブリザール(フランス)が最多4本のブロックポイント、と各々が力を発揮。後半戦白星発進を飾った。

<ブリザール(左から2番目)、レアル(同3番目)ら世界トップクラスの選手が並ぶピアチェンツァ>

 

◆《第12節》モデナ 30 パドヴァ

(25-23,25-20,25-23)〔現地12/18〕

 ホームのモデナは、チケットの価格設定や特別なイベントが行われる“クリスマスパック”の期間に突入。今節ではMBジョバンニ・サンギネッティ(イタリア)がアタック決定率85%(13本中)の高い数字を残して勝利に貢献、ファンへ白星をプレゼントした。対するパドヴァはOH髙橋藍(日本)がチーム最多17得点をマークするも、劇的勝利を収めた開幕戦の再現とはならなかった。

<ど派手なスペシャルユニフォームを着用して勝利したモデナ>

 

イタリア・セリエA レギュラーシーズン

==順位表/第12節(後半第1節)終了時点==

1 ペルージャ 36pt(12勝0敗)-

2 ルーベ 23pt(8勝4敗)▲

3 モデナ 23pt(7勝5敗)▼

4 トレンティーノ 22pt(7勝5敗)▲

5 ピアチェンツァ 22pt(7勝5敗)▼

6 ヴェローナ 19pt(7勝5敗)▼

7 チステルナ 18pt(5勝7敗)▲

8 ミラノ 17pt(6勝6敗)▼

9 モンツァ 12pt(4勝8敗)-

10 パドヴァ 9pt(4勝8敗)-

11 ターラント 9pt(3勝9敗)-

12 シエナ 6pt(2勝10敗)

※記号は前節からの順位の推移

 

〔責任編集:GUCII(坂口功将/編集部)〕

 

>>観戦のおともに必須!!<<

2022/23シーズン セリエA選手名鑑掲載の

『月刊バレーボール11月号』は好評発売中

世界最高峰の戦いをさらに味わえること間違いなし♪

お求めは【NBPオンラインショップ】までコチラ

 

【関連記事】

石川祐希が渡伊を前に会見 「今後のキャリアにとってとても重要なシーズン」

「このシャツを着るかぎりは…」ブラジル男子のブルーノが日本戦で6番を着た背景と節目の年に語ったプライド

男子世界選手権はイタリアがポーランドに逆転勝ちで4度目V

髙橋藍が出国 2年目のイタリア挑戦へ

 

  • 男子日本代表応援サイト2024
  • 女子日本代表応援サイト2024
  • 北海道インターハイ2023
  • NBPオンラインショップ

pagetopbtn