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春高2024

【高校生が見たバレーボール男子日本代表(駿台学園高編)】「全然ボールが落ちない」「修正能力が高い」

  • 学生バレー
  • 2023.07.20

 

現在開催中のバレーボールネーションズリーグ2023では、102敗の2位で予選ラウンドを通過し、720日(木・日本時間21日)にスロベニアとのファイナルラウンド準々決勝に挑む男子日本代表。その活躍を見た高校生や監督は何を思うのか。インターハイ男子注目校の一つである駿台学園高(東京)の声をお届けする

 

 

レシーブする亀岡キャプテン(中央)。攻守でチームに欠かせない存在

 

攻守の要・亀岡聖成キャプテンはディフェンスに注目

 

 ブロックと連動した堅い守りでボールを落とさず、リバウンドを交えながらそれぞれの状況で最適な攻撃を展開する。高校生で日本代表のスタイルに最も近いと言えるのが、駿台学園高だろう。攻守ともに技術が高い選手がそろうなか、その代表格が亀岡聖成キャプテンだ。「スパイクよりもレシーブのほうが好き」と語るだけに、ブラジル戦で目を引かれたのはやはり守り。「ブロックとレシーブの関係がすごいなと思って。全然ボールを落としませんでした」と驚いた。

 

 試合中は「ブロックが寄ったときのバックセンターの位置取りとか、リベロの選手を見ています」とレシーバーの動きに注目する。昨年のアジアU18選手権大会には、本職のアウトサイドヒッターではなく、リベロとして出場。それだけに、守護神の山本智大のプレーには「相手が決めにきたボールにも、そこにいる。やばいですよね」と目を輝かせる。

 

 ボールをつないだ後には、石川祐希や髙橋藍のような二段トスも打ちきれる存在が欠かせない。「最後に決めきる人がいたほうがチームとして強いと思うので。どんな1点でも決めきれる選手がいたほうがいいと思います」。頂点を狙うインターハイに向け、エースの一角として成長を誓った。

 

セッター三宅綜大 多彩な攻撃を参考に

 

 歴史的瞬間は、兄弟で喜んだ。今年からセッターとして出場機会を増やす三宅綜大は、ブラジル戦の勝利を兄の雄大とともに見届けた。「自分は『すげー』って感じでしたけど、お兄ちゃんは結構声を出して喜んでいました」と笑った。

 

 もちろんプレーヤーとしての学びもある。「今年の駿台もブロックディフェンスを結構練習しているので、その(日本代表の)かたちまでいけたらと思います」。そこからの展開が、司令塔である三宅(綜)の役目。「関田(誠大)選手がうまいところでクイックを使ったり、相手のブロックの位置をすごく見ているので。そこは学べる部分だと思います」とイメージを膨らませた。

 

 今年のチームは昨年度の春高で優勝に導き、最優秀選手賞に選ばれた佐藤遥斗(早稲田大1年)のようなエースはいないが、能力が高いスパイカーがそろう。

 「『いい意味でエースがいないバレー』がチームの目標なので。全員が同じくらいの本数を打つことを心がけています」

 多彩な攻撃が光る日本代表のように、インターハイ本戦でもそれぞれの個性を引き出してみせる。

 

 

インターハイでのトスワークにも期待がかかる三宅綜大

 

梅川大介監督が語る 日本代表が与える影響

 

 ブラジル戦の第5セット、17-16で石川祐希がサーブへ。昨年9月の世界選手権決勝トーナメント初戦のフランス戦では、第5セット15-14からのサーブがネットにかかり、そこから勝利を逃していた。梅川大介監督はそのシーンを思い出しながら、「あのときは入らなかった。どうするのかな」と戦況を見つめていた。

 

 石川は力強く右腕を振りきると、相手のレシーブを大きく崩した。そこから髙橋藍がブロックアウトを決め、激闘に終止符。梅川監督は「修正能力の高さ。1点を取るかどうか、あのサーブを打てるかどうかはやっぱり大事なこと。参考にすべきじゃないかなと思います」と力を込めた。

 

 2014年に駿台学園高の監督に就任し、日本代表として活躍する髙橋や西田有志の高校時代も知る。「身近というか、(駿台学園高の)先輩たちが戦ってきた選手がああいった舞台で活躍しているのは、選手にとっても刺激的なのかなと思います。リバウンドからの展開とか、フェイクセットの練習をしたり。その影響はあるかなと思います」。トップチームが与える力の大きさを感じている。

 

 この盛り上がりを、9月のFIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023、そしてその先へ。「これは僕らが言うことではないですけど」と前置きしたうえで、思いを口にした。

 「ほんとうに勝つことは大事なんだな、と。これだけ勝っているからバレーが注目されて、熱を帯びていると思います。これからどうVリーグにつなげるのかが、ちょっと楽しみです」

 一過性のブームにさせないような取り組みへ、期待を寄せていた。

 

 

昨年度の春高では頂点に導いた梅川大介監督

 

取材・写真/田中風太(編集部)

 

 

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