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下北沢成徳高以外は県勢初優勝へ ベスト4チームの戦力をチェック【北海道インターハイ2023女子】

  • 学生バレー
  • 2023.08.04

 

令和5年度全国高等学校総合体育大会バレーボール競技大会(インターハイ)女子は8月4日(金)に大会4日目を迎え、ウインドヒルくしろスーパーアリーナ(北海道釧路市)で決勝トーナメント3、4回戦を行った。敬愛学園高(千葉)、東京都市大塩尻高(長野)、下北沢成徳高(東京)、進徳女高(広島)が準決勝に進出。5日(土)は準決勝、決勝が行われる。下北沢成徳高以外が優勝すれば、県勢初の頂点に。4チームの注目ポイントを紹介する

 

【表】北海道インターハイ2023「女子決勝トーナメント表」

 

⬛︎敬愛学園高

 

 県新人大会ベスト16でスタートしたチームが、初の最終日へ駒を進めた。サウスポールーキー永盛仁子が得点源になることで、ミドルブロッカー松本澪奈、アウトサイドヒッター諸橋未慈の決定力もアップ。決勝トーナメント3回戦では古川学園高(宮城)にストレート勝ちした。

 準決勝の相手は、今大会の直前まで合同合宿を行っていた東京都市大塩尻高。「相手のことをよく知っているチームに強い」という上原典人監督の言葉を現実にできるか。

 

 

#4永盛仁子(敬愛学園)【写真:月刊バレーボール】

 

 

⬛︎東京都市大塩尻高

 

 前回大会のベスト8の壁を破り、ベスト4まで駆け上がった。オポジットの北村萌恵をはじめとするライトからの速い攻撃を武器に、昨年から続いてコートに入るメンバーの多さを生かして、抜群な練度の多彩な攻撃を繰り出す。

 北村キャプテンは「最後の夏に懸けてきた思いはどこのチームよりも強く、ベスト4まで勝ち上がることができてうれしいです。明日は自分たちらしく、明るさを出して、強い気持ちで戦います。ここまで来たら日本一になります!」と意気込んだ。

 

 

東京都市大塩尻高【写真:月刊バレーボール】

 

⬛︎下北沢成徳高

 

 名門校ぞろいの今大会最激戦区は、下北沢成徳高が突破した。河俣心海、柳千嘉、中田藍美の身長180㎝超えトリオが高さで圧倒。3回戦は素早い攻撃が光る奈良文化高(奈良)に今大会初めてセットを落としたが、続く就実高(岡山)戦はブロックを連発し、ストレート勝ちを収めた。

 イェー モン ミャ、後藤ビビアン愛音の両エースも含めて2年生が主力だが、頼りになるのはスタメン唯一の3年生であるリベロ内澤明未キャプテン。2年前は先輩たちに連れていってもらった夏の頂点へ、守護神が導く。

 

 

下北沢成徳高【写真:月刊バレーボール】

 

⬛︎進徳女高

 

 「4度目の正直」をかなえた進徳女高が強い。2回戦では、昨年度のインターハイ準々決勝、春高2回戦、全国私立高等学校男女選手権大会(さくらVOLLEY)決勝と3連敗を喫していた金蘭会高(大阪)にリベンジ。オポジットの畑中未来キャプテン、アウトサイドヒッター山田眞子らパワフルなスパイクが光るサイド陣と、山上遥らの中央からの多彩な攻撃で相手に的を絞らせない。

 さくらVOLLEYでは、全国高校選抜合宿に参加していた山上(※全国高校選抜ではキャプテン)を欠いて準優勝。全員で金メダルを取りにいく。

 

進徳女高【写真:月刊バレーボール】

 

8月5日試合予定

<会場>

ウインドヒルくしろスーパーアリーナ(北海道釧路市)A、C、特設コート

■準決勝

【9:30〜】

[Aコート]

敬愛学園(千葉)×  東京都市大塩尻(長野)

[Cコート]

下北沢成徳(東京)× 進徳女(広島)

 

 ■決勝

【準決勝終了90分後に開始】

[特設コート]

敬愛学園 or 東京都市大塩尻 × 下北沢成徳 or 進徳女

 

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