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大晦日前日に開催されたVリーグ。東京 GB柳田将洋らが語る興行としてのバレーボールの可能性

  • V1
  • 2024.01.05

プロクラブとしてチャレンジを続ける東京GB

 

 

興行としての年末開催、その価値は

 

 彼らが所属する東京GBはプロのクラブチーム。本人たちもプロ選手として活動している。では、興行的な観点からすれば、どうでしょう?

深津「自分も長くプレーしてきて、初めての試合でした。今回は東京GBのホームゲームで、しかもサントリーと協力した試合ができて(※マッチデースポンサーをサントリーが務めた)、とてもたくさんの方々にお越しいただきました。こういうかたちの試合もあるんだ、とお見せできた部分はあると思います。来季以降はどうなるか分かりませんが、いい取り組みだったのではないかと感じました」

 

柳田「僕自身、スポーツはこの先もっともっと興行化していくべきだと思いますし、年の瀬、1年の締めにバレーボールを見に行く、という文化が生まれてもいいんじゃないかなと思うんです。もちろん年明けもそう。

 もとより僕たちは年をまたいでリーグを戦っているので、年末や年始という感覚がありません。なので、むしろ気になるのはファンの立場的にどうなんだろうな、と。今回こうして年末にバレーボールの催しをやってみて、どう思ったか。それをベースに今後、スケジュールを組んだり、取り組みを考えてみても、おもしろいのかなと思いました」

 

 

アウェーチームであるサントリーのマスコットもセット間のパフォーマンスでは一緒にダンスをして盛り上げた

 

 

風物詩になっている年末年始のスポーツ興行の数々

 

 確かにカレンダーを見れば、大晦日はボクシングの世界王座統一戦をやっているし、さらに言えば年末から関東圏の球技場や近鉄花園ラグビー場(大阪)ではボールが行き交い、年明けの群馬や箱根路ではトップランナーたちが快走を演じている。それはもはや日本の風物詩だ。

 

 世間一般的に年末年始の“冬期休暇”を連想させる国内バレーボールシーンのスケジュールからすれば、ひょっとして選手たちは肉体的・精神的疲労の観点から休みを望んでいるのではないか? 立ち話レベルで、そんな疑問も少しばかり含んでの投げかけだったが、相手はトップアスリート。スポーツに対する新たな可能性を探り、受け入れ、むしろ前向きに捉える声もうかがえた。

 

 柳田が口にしたように、1年の締めくくりにバレーボールを観戦しよう。2024年に変革が控える国内リーグで、そんな風景がスタンダードになる未来があってもいいかも?

 

 

チームカラーで彩られた観客席

 

(取材・写真/坂口功将)

 

 

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