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【プレイバック!】木村沙織擁する東レが女子初の3連覇を達成【2009/10シーズンVリーグファイナル】

  • V1
  • 2021.02.12

 

 

2009/10V・プレミアリーグMVP

打った、守った!沙織フィーバー!

 

 さすが、とうなる、木村沙織のプレーが光る一戦だった。打って守って、また打って。まさに神がかり的な集中力で、チームを牽引、合計49本のスパイクでチームを3連覇へと導いた。

 

 木村、キム、日韓のエース対決としても注目を集めたこの一戦。キムが木村目がけてスパイクを打てば、木村も応戦。互いに譲らない対決を気迫で押し切った。

 

2009/10V・プレミアリーグMVPに輝いた木村沙織

 コートインタビューでMVP獲得を告げられるとしばらく絶句。「賞よりも、今、みんなと一緒に優勝できたことがうれしいです」と、飛び切りの笑顔を見せた。

 

 これまで以上にプレッシャーを感じていた木村。セミファイナルまでの1週間、あまり眠ることができず、食事の量も減った。バスや新幹線の移動中もキムがスパイクを打つ夢で目が覚めたり、時には、バッと手を伸ばしてレシーブをして、隣に座る宮田から「サオリさん、レシーブしてますよ」と起こされたこともあった。エースとしての強い自覚と責任感が芽生えた今季。「今まではそれだけ周りに頼っていたんですよね」と、木村ははにかんだ。

 

 いつも近くにいる荒木も木村の変化に気づいていた。「サオリの意識の持っていき方は本当にすごかった」と振り返る。緊張したり集中すると口数が増える木村。突然荒木に「勝ちたいのー!」と、めちゃくちゃ早口でまくし立てることもあった。荒木自身、リーグ終盤で痛めた足首が万全ではなかったが、そんな木村の姿を見て「しっかり頑張ろう、優勝しよう」と、気持を新たにしたという。 そんな日々を経て、迎えたのがこのファイナルだった。

 

 レギュラーラウンドで566点を稼ぎ、最多得点部門でVリーグ日本記録賞を樹立するなど、大きくジャンプアップした今季。

 

 「優勝はしましたが、ここで終わるのではなくもっと成長できるようにしっかり頑張りたいと思います」

 

 押しも押されもせぬ大エースへ。その階段をまた一歩上った。

 

  • インターハイ2021

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