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古川愛梨がアウトサイドヒッターとして全国大会デビュー 下北沢成徳単独チームの東京が快勝で準々決勝へ【いちご一会とちぎ国体(少年女子)】

  • 学生バレー
  • 2022.10.09

 

#2古川愛梨(東京都)【月刊バレーボール】

 

第77回国民体育大会(いちご一会とちぎ国体)の少年女子2回戦が10月8日(土)に宇都宮市体育館(栃木)で行われた。シードで今大会に初登場した下北沢成徳高の単独チームである東京都は、京都橘高単独チームの京都府にストレート勝ち。9日(日)に行われる準々決勝(対熊本県)進出を決めた。中学時代からアンダーエイジカテゴリー日本代表として注目を集めてきた古川愛梨が、アウトサイドヒッターとして初めて全国大会のコートに立った

 

【写真】谷島里咲、佐々木愛莉ら東京都対京都府の試合その他のフォトギャラリー

 

 古川愛梨が、またエースとしての一歩を刻んだ。高校入学以来、ミドルブロッカーとしてプレーしてきたが、アウトサイドヒッターとして迎えた初の全国大会。コンバートした8月の国体関東予選以来の試合で「ミドルのときより緊張感がありました」と、やや硬い表情でコートに立った。第1セットの立ち上がりこそセッターとトスが合わないシーンはあったが、徐々に持ち味を発揮。身長184㎝の高さを生かしたスパイクを、次々とコート奥へ突き刺した。

 

 セットを先取しての第2セットは、序盤こそリードを許したものの「相手は1枚ブロックだから、自分が向いているほうに打ったら簡単に捕られてしまう。向いていないほうや、相手がいないところに打つように工夫しました」と冷静に得点を重ねた。

 

 古川の鋭いスパイクで中盤に逆転すると、2年時からエースを務め「めっちゃ頼もしいです。レシーブもうまいので、すごく助かっています」という対角の谷島里咲のスパイクや、同じく2年生時からのレギュラーの佐藤彩夏のバックアタックが続けて決まった。エースとしては全国大会初勝利にも「サーブレシーブもそうですが、自分のディグの位置取りがおかしくて。レシーブとブロックをもっと頑張りたいです」と反省。それでも、「思ったよりいい感じで打てたかなと思います。今日は80点くらいです」と笑った。

 

 インターハイまでレギュラーだった武田麗華キャプテンがケガでベンチを外れ、国体関東予選に続きミドルブロッカーには184㎝の中田藍美、183㎝の柳千嘉の1年生コンビを、セッターには1年生の小山明を起用。リベロを除く平均身長は177.5㎝の大型チームで、小川良樹監督でも「1年生がコートに3人に入った経験はありません」という布陣だが、ルーキーたちもブロックやトスでそれぞれの力を発揮した。

 

 古川は「自分がレフトになって初めての大会ですが、持ち味をしっかり出して優勝したいです」と宣言。その対角の谷島も「自分たちの力を出しきって、挑戦者として戦えたらと思います」と鋭い眼差しで語った。三冠を目指した夏は、準決勝で古川学園(宮城)に敗れて涙。春高への土台をつくりながら、頂点に向けて突き進む。

 

文・写真/田中風太

 

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