女子日本代表 イタリアにフルセットの末に惜敗し今大会初黒星
- 女子日本代表
- 2025.06.21
女子日本代表【Photo:Volleyball World】
バレーボールネーションズリーグ(VNL)2025女子予選ラウンド第2週ホンコンチャイナ大会3日目、日本(FIVBランキング5位)は、現地6月20日(金)にイタリア(同1位)と対戦し、2-3で敗れた。
第2週の初戦でタイに逆転勝利を収め、開幕5連勝を飾った日本は、同じく無敗のイタリア(1試合多く消化)と対戦した。両チームは前回大会の決勝で対戦しており、そのときはイタリアが勝利していた。タイ戦から、西崎愛菜に代えて福留慧美をスタメン起用して臨んだ。第1セットは宮部藍梨と関菜々巳のサービスエースでブレイクして先行する。しかし中盤に連続失点を喫して同点に追いつかれ、そのあとは一進一退の攻防が続いたが、終盤にイタリアに抜け出されてセットを落とした。
第2セットも序盤に島村春世のブロックや石川真佑主将のサービスエースなどでリードを奪うと、中盤には石川に代わって起用されたリリーフサーバー北窓絢音のサーブから佐藤淑乃と和田由紀子のスパイクによる連続得点で一気に引き離し、セットを奪い返した。
第3セットは立ち上がりからサービスエースなどで連続得点を重ねたイタリアが主導権を握ると、そのあともブレイクを重ねてリード。日本は深澤めぐみ、秋本美空、中川つかさを投入し流れを変えようと試みたが及ばず、セットを落とした。
第4セットは中盤、イタリアが先行。日本は佐藤のスパイクなどで点差を詰め、島村のスパイクで同点に追いつく。そのあとは石川が難しい体勢から連続でスパイクを決めるなど、連続得点でイタリアを突き放してセットを奪った。
迎えた最終セットは中盤に連続失点を喫してイタリアに抜け出されるも、粘り強い守備から石川主将のブロックなどで追い上げて一進一退。互いに譲らずジュースにもつれ込んだが、最後はミスで敗れた。
VNLは今大会から男女それぞれ出場チームが16から18に、予選ラウンドの開催都市が各週2から3へと変更されて行われる。男女各18チームがそれぞれ3週間にわたり世界各国で予選ラウンドを行い、8チームによる決勝ラウンドで優勝を争う。
■ネーションズリーグ2025女子予選ラウンド
第2週ホンコンチャイナ大会
日本(FIVBランキング5位)2-3 イタリア(同1位)
(23-25、25-16、15-25、25-20、17-19)
■日本の第1セットスターティングメンバー
関、石川、宮部(藍)、和田、佐藤、島村、リベロ福留
■日本のトップスコアラー(上位3人)
和田 28得点(アタック26得点、ブロック1得点、サーブ1得点)
石川 25得点(アタック22得点、ブロック1得点、サーブ2得点)
佐藤 17得点(アタック17得点)
■日本の次戦(予選ラウンド第7戦)
6月21日(土)20:00(日本時間21:00)
対戦相手:中国(FIVBランキング6位)
■次戦のテレビ放送、配信予定(日本時間)
BS-TBS 6/21(土)20:59〜
U-NEXT 6/21(土)20:40〜
※記事内のFIVBランキングはすべて日本の試合前のもの
VNLに臨んでいる女子日本代表選手のインタビューや対談などが掲載された
月刊バレーボール2025年7月号好評発売中 ご購入はこちら
■女子日本代表がVNL2025第2週大会のメンバーを変更 北窓絢音と川畑遥奈を出場選手登録
■女子日本代表 タイにセットカウント0-2から逆転勝利で5連勝
■女子日本代表 ネーションズリーグ予選R第2週ホンコンチャイナ大会出場メンバー14人が決定
■女子日本代表 ドミニカ共和国にストレート勝ちで開幕から無傷の4連勝