男子日本代表 世界選手権の壮行試合でイタリアに2-3で惜敗も途中出場の西山大翔が躍動
- 日本代表
- 2025.09.06
エムットマッチ2025 Powered by MUFGバレーボール男子世界選手権壮行試合が9月6日(土)にLaLa arena TOKYO-BAY(千葉)で行われた。2日(火)、3日(水)に開催されたブルガリア(FIVBランキング15位)との壮行試合では連勝した日本(同5位)。この日は同2位のイタリアと対戦し、2-3で逆転負けを喫した
#18西山大翔
第1セットは石川祐希キャプテンのフェイクセットから髙橋藍が打ち込んだボールをブロックされるなど、序盤は追いかける展開が続いたが、10-12から相手をよく知る石川キャプテンが広角に打ち分けて連続得点。そのあと4連続失点で23-22まで迫られたものの、ラリーの末に髙橋がパイプ攻撃を決めると、最後は相手のミスで25-23と接戦をものにした。
イタリアのセッター、シモーネ・ジャネッリのアタックでいきなり連続失点を許した第2セット。宮浦健人や髙橋がブロックされるなど、1-7と序盤からリードされる。中盤には石川キャプテンが連続得点を決める場面もあったが、ビハインドをはね返せないまま18-25でセットを奪われた。
第3セットはセッターを永露元稀、ミドルブロッカーを西本圭吾と佐藤駿一郎、リベロを小川智大に代えてスタート。序盤は宮浦のストレートへの強烈なスパイクやサービスエースで3-2とリードしたものの、相手の攻撃が止まらず5-9と主導権を握られる。小川の好レシーブも光り、中盤には追いついたが、石川キャプテンがブロックされるなど13-13から3連続失点。佐藤、西本の両ミドルブロッカーのクイックで追いすがったが、22-25で落とした。
後がなくなった第4セットは、途中出場していたオポジット西山大翔、アウトサイドヒッター甲斐優斗を投入。そしてこの壮行試合では初めて富田将馬をスタートから起用した。第3セットから入った両ミドルブロッカーへのクイック、そして甲斐のバックアタックなどセッター永露がスパイカーの力を引き出し、10-8と点差を広げる。その後も一進一退の攻防を繰り広げるなか、流れを変えたのがリリーフサーバーとしてこの試合初めてコートに入った大塚達宣。19-19からいきなりバックアタックを決めると、西山の強烈なスパイクなどで4連続得点。最後も西山がバックアタックを決め、25-21でフルセットに持ち込んだ。
2度の3連続失点が響いて12-15と勝利には届かなかったが、最終第5セットでも輝いたのは西山。3-4から世界屈指のリベロ、ファビオ・バラーゾを崩してサービスエースを決めると、その後も豪快なブロック、バックアタックでチームに勢いをもたらし、明日以降につながる戦いを見せた。
9月12日(金)~28日(日)にマニラ(フィリピン)で行われる2025男子世界選手権に向けた壮行試合もいよいよ7日(日)が最終試合。LaLa arena TOKYO-BAY(千葉)でイタリアと戦い、決戦の地へ向かう。
#11富田将馬
写真/石塚康隆(NBP)
■エムットマッチ2025 Powered by MUFGバレーボール男子世界選手権壮行試合
日本(FIVBランキング5位) 2-3 イタリア(同2位)
(25-23、18-25、22-25、25-21、12-15)
■日本の第1セットスターティングメンバー
石川、エバデダン、宮浦、髙橋、小野寺、大宅、リベロ山本
■日本の次戦(世界選手権壮行試合第4戦)
9月7日(日)13:45~
対戦相手:イタリア(FIVBランキング2位)
■次戦の放送・配信予定(日本時間)
TBS(地上波) 9月7日(日)13:30~
U-NEXT 9月7日(日)13:20~
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■甲斐優斗、西山大翔ら若き力が躍動! 男子日本代表が世界選手権の壮行試合でブルガリアにフルセットの末に勝利