女子日本代表 セットカウント0-2から粘りを見せるもブラジルに敗れ4位で大会終了
- 女子日本代表
- 2025.09.07
佐藤淑乃(女子日本代表)【Photo:Volleyball World】
2025女子バレーボール世界選手権は最終日を迎え、日本(FIVBランキング5位)は9月7日(日)にバンコク(タイ)での3位決定戦でブラジル(同2位)と対戦。2-3で敗れ、4位で大会を終えた。
準決勝でトルコに敗れて3位決定戦に回った日本は、イタリアにフルセットの末に敗れたブラジルと銅メダルを懸けて対戦した。両チームはネーションズリーグ2025の予選ラウンドと準決勝で対戦しており、いずれもブラジルが勝利していた。日本は福留慧美と小島満菜美の両リベロを併用したほかは、トルコ戦と同じメンバーで臨んだ。
第1セットは立ち上がりからブレイクを重ねたブラジルが主導権を握る。中盤に連続失点を喫し、さらにリードを広げられたところで中川つかさと秋本美空を2枚替えで投入した。その後、日本は粘り強い守備を見せるも得点につなげることができず、セットを落とした。
第2セットの立ち上がりは競り合う展開となったが、中盤に連続失点を喫してリードを許した。そのあと、リリーフサーバー中川のサーブから石川真佑主将のスパイクや佐藤淑乃のバックアタックなどで連続得点をあげたが、逆転には至らずこのセットも失った。
あとがなくなった日本は、第3セット以降は中川と山田二千華をスタートから起用。立ち上がりに連続得点を奪って先行すると、佐藤のバックアタックや石川主将のスパイクでリードを広げた。その後も和田由紀子のスパイクや島村春世のクイックなどで得点を重ね、セットを奪い返した。
第4セットは立ち上がりにミスが重なってブラジルに先行を許したが、徐々に点差を詰めると石川主将のスパイクで11-11の同点に追いついた。そのあとは互いに譲らず一進一退の攻防が続いたが、終盤に佐藤の連続サービスエースで抜け出した。ブラジルに追いつかれ、ジュースにもつれ込むも、最後は佐藤が連続でスパイクを決め、最終セットへ。
迎えた最終セットは、序盤にブレイクを重ねたブラジルが先行。日本は佐藤のスパイク、ブロックで8-8の同点とする。そこからは互いに譲らず緊迫した展開が続きジュースにもつれ込んだが、最後は石川主将のスパイクがブロックされ、敗れた。この試合ではベンチ入りメンバー全員が出場するなど、チーム一丸となって勝利を目指したが、メダル獲得にはわずかに届かなかった。
■2025女子バレーボール世界選手権 ファイナルラウンド3位決定戦
日本(FIVBランキング5位) 2-3 ブラジル(同2位)
(12-25、17-25、25-19、29-27、16-18)
■日本の第1セットスターティングメンバー
関、石川、宮部(藍)、和田、佐藤、島村、リベロ福留
■日本のトップスコアラー(上位3人)
佐藤 34得点(アタック29得点、ブロック2得点、サーブ3得点)
石川 23得点(アタック23得点)
和田 13得点(アタック12得点、ブロック1得点)
※記事内のFIVBランキングはすべて日本の試合前のもの
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