大阪ブルテオンがジェイテクトSTINGS愛知とプレシーズンマッチ、新体制発表
- SV男子
- 2025.10.14
新体制で頂点を目指す大阪ブルテオン
バレーボール国内トップリーグ、大同生命SVリーグ男子のパナソニックスポーツ株式会社「大阪ブルテオン」(大阪B)が10月12日、大阪府枚方市のパナソニックアリーナで、「ジェイテクトSTINGS愛知」とのプレシーズンマッチと、トーマス・サムエルボ新監督ら新体制の発表会を開いた。
アントワーヌ・ブリザール
プレシーズンマッチ(4セットマッチ)は、大阪Bが新人のアウトサイドヒッター甲斐優斗(専修大4年)やオポジット西山大翔らの活躍により3‐1(25‐20、25‐27、25‐20、26‐24)で勝利した。大阪B初の外国人セッターでフランス代表として東京、パリ両オリンピックの金メダリスト、アントワーヌ・ブリザールは、1週間前に来日。前日の試合にはフル出場したが、この日はコンディションを考慮し出場は見合わせた。
トーマス・サムエルボ新監督
サムエルボ監督は元フィンランド代表選手で、現役時代はフランスリーグやイタリア・セリエAでもプレーし、2005年には日本の豊田合成トレフェルサ(現・ウルフドッグス名古屋)で1季プレーした経験を持つ。「昨季のチームの試合は全部見た。世界のトッププレーヤーがプレーしているSVリーグは、確実にレベルが高くなっている」と日本のバレーを評価。「優勝したいと(口で)言うのは非常に簡単なこと。私とチームのゴールはそれだけではなく、日々、個人が一歩ずつ成長していくことと、何か問題があっても自分たちで解決する力を持ってくれることを望んでいる。勝ちたいとかではなく、日々の努力の過程に着目したい」とチームとして着実な成長を見据えた。
西田有志主将
大阪Bは2024-25シーズン、レギュラーシーズンを1位でチャンピオンシップに進出したが、セミファイナルで敗れて最終順位は3位に甘んじた。今季から主将に就任したオポジット西田有志は「(チームに加わって)3シーズン目になるが、まだ優勝できていないという歯がゆさはある」と吐露。「負ける姿を見せることもあるかと思いますが、昨日より今日、今日より明日と、僕たちは戦うことをあきらめない。全員が優勝という目標に向け取り組んでいく」と、集まったファンに決意を披露した。
久保田剛代表
また、大阪Bの久保田剛代表は、ホームゲーム22試合の全会場に移動式託児所を設ける予定であることや、交通の利便性の悪い「おおきにアリーナ舞洲」(6試合)での開催時に無料シャトルバスを運行することを明らかにした。
取材・写真:北野正樹
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