gv-logo

定期購読

[イタリア22/23]第15節 ミラノ,モンツァ,チステルナがトップ4撃破 混迷はまだまだ続く

  • 海外ニュース
  • 2023.01.18

 

世界最高峰リーグと称されるイタリア・セリエAの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』。2022/23シーズンの第15節(後半第4節)は格上が敗れる波乱が続出しました

(Photo:legavolley.it)

※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ、C…コーチ

 

 

衝撃のブロックシャット21本。ミラノがモデナに逆転勝ち

 [MATCH OF THE ROUND]

◆《第15節》ミラノ 31 モデナ

(23-25,30-28,25-18,25-21)〔現地1/15〕

 レギュラーシーズン前半戦の対戦時はフルセットの末にミラノが勝利。そのお返しと言わんばかりにモデナが第1セットを先取する。対するミラノはサーブレシーブこそ崩される場面が多かったが、堅い守りで相手に決定打を許さず、攻めてはOH石川祐希(日本)とオスニエル・メルガレホ(キューバ)の両エースが中心となって得点を重ねた。

 

 何といっても光ったのは、チーム全体のブロック力。MBアグスティン・ロセル(アルゼンチン)のブロックシャット7本を筆頭に、終わってみれば実に計21本のブロックポイントをマーク。見事に逆転勝利を収めた。ロベルト・ピアッツァ監督は「とてもブロックが機能していた」と勝因を語ると同時に、第3節(昨年10月16日)以来となるホームでの勝利に「それがよかった」と喜んだ。なお、チーム最多20得点をあげた石川がMVPに選出されている。

<モデナはSブルーノ・レゼンデ(ブラジル/中央)が懸命にトスを託すも、壁を打ち破れず>

 

 敗れたモデナはOHイアルバン・ヌガペト(フランス)がミラノのブロックにストレスが溜まり、精彩を欠くパフォーマンス。一方で、今季自身最多となる22得点をマークしたOHトマッソ・リナルディ(イタリア)の「冷静に、次のゲームの対策を考えなければ」という言葉は頼もしかった。

 

*****

◆《第15節》モンツァ 31 ルーベ

(22-25,35-33,25-20,25-14)〔現地1/15〕

 敵地に乗り込んだモンツァは第2セットをジュースの末に奪い取ると、勢いそのままに逆転勝利を収める。OHスティーブン・マー(カナダ)が4本のサービスエースを含む最多27得点を挙げて、MVPに輝いた。「勝ち点3に満足しています。シーズン序盤の苦しみを少しでも取り返すべく、その自信につながる3連勝です」とマッシモ・エッケーリ監督。

<3連敗から3連勝のモンツァ。マー(写真)が爆発することで、勢いを加速させられるか>

 

◆《第15節》チステルナ 32 トレンティーノ

(25-21,25-22,24-26,35-37,15-13)〔現地1/15〕

 第4セットは終わりが見えないジュースの末にトレンティーノが獲得し、試合はフルセットに持ち込まれたが、ホームのチステルナが逃げきった。チームのエース、OPペータル・ディルリッチ(クロアチア)が最多37得点の奮闘。最終第5セットで投入されたMBアンドレア・マッテイ(イタリア)は「誰もが望んだ勝利を手にしたことで、より冷静にプレーオフを見据えることができる」と意欲を高めた。

<ホームで“トップ4”撃破を遂げたチステルナ。序盤戦の魔法は切れてもなお、戦線にとどまる>

 

◆《第15節》シエナ 31 ピアチェンツァ

(25-22,17-25,26-24,33-31)〔現地1/15〕

 今節で続出したアップセットは、ここでも。最下位のシエナが、格上のピアチェンツァから勝ち点3を獲得してみせる。両チーム通して最多25得点をマークしたシエナのOPジュリオ・ピナーリ(イタリア)は「失っていた自信を取り戻せた」とコメント。対するピアチェンツァのマッシモ・ボッティ監督は「順位を上げるチャンスをものにできていない」と苦い表情を浮かべた。

<シエナは拾い負けしないことから勝機を手繰り寄せた>

 

◆《第15節》ターラント 30 ヴェローナ

(25-22,25-22,25-20)〔現地1/14〕

 今節のアップセット続出は、ほかよりも一日前に行われたこのカードが引き金となった? ここまで3勝しかあげていないターラントが、同じく7勝のヴェローナに完勝。OPトマッソ・ステファニ(イタリア)が開始早々に負傷したのをOPハンプス・エクストランド(スウェーデン)がカバーし、最多18得点のOHオレグ・アントノフ(イタリア)も「エクストランドがいい働きをしてくれた」とたたえた。

<試合後、駆けつけたファンに感謝を示すターラントの選手たち>

 

◆《第15節》ペルージャ 30 パドヴァ

(25-22,25-21,25-21)〔現地1/15〕

 順位が下のチームが上位を食らう状況も、いまだ無敗で首位に立つペルージャにとってはどこ吹く風。OHウィルフレド・レオン(ポーランド)が最多4本を含む14得点、先発で起用されたOPヘスス・エレーラ(キューバ)も14得点と並び、パドヴァを一蹴した。「簡単な試合ではなかったが、重要なのは勝ち点をフル(3点)で持ち帰れること」とアンドレア・アナスタージ監督。

<ペルージャの大エース、レオン(右端)が豪快なアタックでパドヴァのブロックを打ち抜く>

 

イタリア・セリエA レギュラーシーズン

==順位表/第15節(後半第4節)終了時点==

1 ペルージャ 45pt(15勝0敗)-

2 モデナ 29pt(9勝6敗)-

3 ルーベ 26pt(9勝6敗)-

4 トレンティーノ 26pt(8勝7敗)-

5 ピアチェンツァ 25pt(8勝7敗)-

6 ミラノ 23pt(8勝7敗)-

7 チステルナ 23pt(7勝8敗)▼

8 モンツァ 21pt(7勝8敗)▲

9 ヴェローナ 19pt(7勝8敗)▼

10 ターラント 13pt(4勝11敗)▲

11 パドヴァ 11pt(5勝10敗)▼

12 シエナ 9pt(3勝12敗)-

※記号は前節からの順位の推移

 

〔責任編集:GUCII(坂口功将/編集部)〕

 

>>観戦のおともに必須!!<<

2022/23シーズン セリエA選手名鑑掲載の

『月刊バレーボール11月号』は好評発売中

世界最高峰の戦いをさらに味わえること間違いなし♪

お求めは【NBPオンラインショップ】までコチラ

 

【関連記事】

石川祐希が渡伊を前に会見 「今後のキャリアにとってとても重要なシーズン」

「このシャツを着るかぎりは…」ブラジル男子のブルーノが日本戦で6番を着た背景と節目の年に語ったプライド

男子世界選手権はイタリアがポーランドに逆転勝ちで4度目V

髙橋藍が出国 2年目のイタリア挑戦へ

 

  • 熱血指導柳田将洋×岐阜成徳学園高
  • スポルティング×東山高
  • NBPオンラインショップ

pagetopbtn