男子日本代表 積極的な選手起用もポーランドに敗れ今大会初黒星
- 男子日本代表
- 2025.06.13
男子日本代表【Photo:Volleyball World】
バレーボールネーションズリーグ(VNL)2025男子予選ラウンド第1週中国大会の2日目、日本(FIVBランキング6位)は、現地6月12日(木)にポーランド(同1位)と対戦し、1-3で敗れた。
初戦で開催国の中国をストレートで下した日本は、初戦でオランダに勝利したポーランドと対戦。両者は前回大会の予選ラウンドで対戦しており、そのときはポーランドが勝利していた。日本は初戦と同じスタメンで試合に臨んだ。第1セットは中盤に宮浦健人、大塚達宣のスパイクでブレイクしてリードを奪う。しかし終盤に、宮浦のスパイクが立て続けにブロックされるなど、連続失点を喫してジュースに持ち込まれると、ポーランドに押し切られてセットを落とした。
西本圭吾が入った第2セット、立ち上がりはポーランドに先行される。しかし宮浦が相手のコートを見て冷静に軟打を決めるなど、連続得点を奪って同点に追いついた。そのあとは一進一退の攻防から中盤に連続失点を喫してポーランドに抜け出される。日本は終盤に高橋慶帆、下川諒、山崎彰都を起用し流れを変えようと試みるが、逆転はかなわず連取を許した。
第3セット、あとがなくなった日本はスタートから甲斐、山崎、高橋、佐藤駿一郎を起用。高橋のスパイクや甲斐のサービスエース、さらに山崎のブロックで得点を重ねて試合を優位に進めると、終盤には甲斐が連続サービスエースを決めて突き放し、セットを奪い返した。
第4セットは立ち上がりからブレイクを重ねたポーランドが主導権を握る。日本は甲斐のパイプ攻撃、高橋のスパイクなどで追い上げ、藤中颯志のレシーブから終盤に山崎、高橋の連続得点で1点差まで迫った。先にマッチポイントに到達されたが、粘りを見せてジュースの連続に持ち込んだ。しかし、最後はポーランドに押し切られて一歩およばなかった。
VNLは今大会から男女それぞれ出場チームが16から18に、予選ラウンドの開催都市が各週2から3へと変更されて行われる。男女各18チームがそれぞれ3週間にわたり世界各国で予選ラウンドを行い、8チームによる決勝ラウンドで優勝を争う。
■ネーションズリーグ2025男子予選ラウンド
第1週中国大会
日本(FIVBランキング6位) 1-3- ポーランド(同1位)
(25-27、22-25、25-18、37-39)
■日本の第1セットスターティングメンバー
大宅、大塚、村山、宮浦、富田、エバデダン、リベロ小川
■日本のトップスコアラー(上位3人)
甲斐 18得点(アタック15得点、サーブ3得点)
高橋 13得点(アタック12得点、ブロック1得点)
宮浦 9得点(アタック8得点、サーブ1得点)
■日本の次戦(予選ラウンド第3戦)
6月13日(金)17:00(日本時間18:00)
対戦相手:セルビア(FIVBランキング12位)
■次戦のテレビ放送、配信予定(日本時間)
BS-TBS 6/13(金)21:00〜
U-NEXT 6/13(金)17:40〜
※記事内のFIVBランキングはすべて日本の試合前のもの
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