U19女子日本代表 中国とイタリアに敗れるも3勝2敗の3位で2次ラウンドへ
- アンダーエイジ
- 2025.07.08
U19女子日本代表【Photo:Volleyball World】
2025U19女子バレーボール世界選手権大会に出場しているU19女子日本代表は、セルビアでの予選ラウンドで現地4日(金)に中国と、6日(日)にチリと、7日(月)にイタリアと対戦し、1勝2敗。この結果、予選ラウンド3勝2敗の3位で2次ラウンドへ進んだ。
予選ラウンドで連勝スタートを切った日本は、第3戦で中国と対戦。この試合では結束美南主将と忠願寺莉桜がいずれも両チーム最多の19得点をあげて攻撃陣をけん引したものの、日本の6に対して中国に20のブロック得点を許すなど、中国のブロックに苦しみ、フルセットの末に敗れた。
続く第4戦はチリと対戦。馬場柚希(13得点)をはじめ、荻野明花(12得点)、忠願寺(10得点)が2桁得点を記録し、的を絞らせない攻撃を見せたほか、8得点を奪ったサーブも効果的に決まり、ストレート勝ちを収めた。
予選ラウンド最終戦はイタリアと対戦。第1セットを先取された日本は、第2セットを取り返してセットカウント1-1としたが、第3、第4セットを連取されて敗れた。この試合でも忠願寺が両チーム最多の24得点、馬場が20得点をあげるなど奮闘したが、勝利には届かなかった。
予選ラウンド3勝2敗でD組3位の日本は次戦、2次ラウンドで現地8日(火)にB組2位のチャイニーズタイペイとセルビアで対戦する。
この大会はオシエク(クロアチア)とベオグラード(セルビア)で7月2日〜13日(日)に開催されている。出場24チームが各6チームずつ4組に分かれて1回総当たり戦の予選リーグを行い、各組上位4チームが2次ラウンドE、F組(1〜8位)へ進み、下位2チームがG、H組に進む。以降プレーオフ、セミファイナルラウンド、ファイナルラウンドを行って順位を決定する。
【予選ラウンド第3戦 7月4日(金)】
日本 2-3 中国
(25-13、14-25、17-25、25-20、10-15)
■中国戦の第1セットスターティングメンバー
土岐、馬場、紅野、忠願寺、結束、山下、リベロ德元
【予選ラウンド第4戦 7月6日(日)】
日本 3-0 チリ
(25-16、25-14、25-10)
■チリ戦の第1セットスターティングメンバー
土岐、馬場、紅野、忠願寺、結束、山下、リベロ德元
【予選ラウンド第5戦 7月7日(月)】
日本 1-3 イタリア
(21-25、25-16、22-25、21-25)
■イタリア戦の第1セットスターティングメンバー
土岐、馬場、紅野、忠願寺、荻野、山下、リベロ德元
日本の出場選手は下記の通り。
【U19女子世界選手権大会出場選手(12人)】
※ポジション表記はOH=アウトサイドヒッター OP=オポジット MB=ミドルブロッカー S=セッター L=リベロ
<背番号/名前/所属/身長(cm)/ポジション>
1 結束美南/東レ滋賀/172cm/OH ※キャプテン
2 古川千裕/鹿児島実高3年/172cm/S
3 德元菜々美/金蘭会高3年/172cm/L
4 荻野明花/下北沢成徳高3年/179cm/OH
5 中川いちの/古川学園高3年/184cm/MB
6 馬場柚希/金蘭会高3年/180cm/OH
7 紅野花歩/八王子実践高2年/190cm/MB
8 土岐陽夏/下北沢成徳高2年/168cm/S
9 忠願寺莉桜/東九州龍谷高2年/182cm/OP
10 山下裕子/共栄学園高2年/184cm/MB
11 宮嶌里歩/文京学院大女高2年/178cm/OH
12 大雲舞子/八王子実践高1年/184cm/OH
【監督】岡本祐子(旭川実高)
※所属・学年は2025年7月2日時点
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